2014-01-01から1年間の記事一覧

【京都】10月の鞍馬・貴船

先週、出張で京都に行ったときに、出張先(国際会館)から鞍馬が意外と近いことに気づき、ちょっと足を伸ばしてみたのでした。 青モミジも、もうすぐ赤く染まりますね。 仕事柄、近くのモノを見ることの多い毎日。自分の目で遠くを見ることの大切さを、確認…

ボストン-ニューヘイブン下調べ

今週末に日本を発ち、PPTOX IV参加のためにボストンへ行く予定です。以前ボストンへは、ニューアークやシカゴを経由して行き来しましたが、今回は初めてのボストン直行便です。 ●米国渡航準備リスト(2014.3) ※ESTAの申請は⇒こちら ・「ESTA(エスタ)申請公…

エラくなる前に「人」が見えるようになる経験を

ラボを運営する「教授」も部局を統括する「長」も、科学的にデータを読めて技術を理解できるだけじゃ全然ダメだと、常日頃から強く思います。 その人が、他の人と一緒にプロジェクトを進めていく、という立場なら、本当に。 データを読めて技術を理解できれ…

誰も見ていない真実を見つけて描く―研究の極意

ラボを出たときに頂くチャンスは、ふだんと違う教授との共同研究の計画。そこの学生に「天才」と呼ばれ、新分野の構築を窺う先生の発想の展開に触れると、トップで勝負する位置までの距離を痛感します。本当に痛いほど。 自分の言葉で、自分の描く世界を自分…

のんびり茨城・フラワーパーク

親の言葉の真似がグッと増えてきた2歳8ヶ月と、 台風が関東に来る前に、行ってきました、茨城・八郷(石岡)のダリア祭り@フラワーパーク。 子どもの顔よりも大きいダリアの花と。 茨城・八郷の野菜のサラダと。(@Yasato de トレタ) ここまで常磐道の土…

2014.10.8皆既月食、地球の大きさ

もう3日前ですが、今週は皆既月食がありましたね。 月の欠けていく中、大学を出て帰路へ。東の月食を見ながら、利根運河土手を東に走って帰りました。 三日月と違って、“太陽のいるはずのない側” だけが光っている不思議。 それにしても、地球って月よりこん…

2歳児の運動会

この土曜日は、保育園の運動会でした。 1~2歳児クラスだった去年は、親がずっと子どもの隣にいた運動会。今年(2~3歳児クラス)は親から離れての競技や演技も多く、親もヒマになったなぁなんて思いつつ。 最後の年長クラスのリレー。顔も初めて見る子がほ…

大学院教育の質保証@コペンハーゲン大学

今週、東京理科大学(神楽坂)で開かれたFDセミナーに参加してきました。内容は、コペンハーゲン大学の博士課程に在籍されている吉田実久さんによる、「大学での教授法と教育の質保証」。海の向こうの博士課程でどのような教育が行われているのか、とても勉…

2歳児からの手紙

明日で2歳8ヶ月になるうちの少年が、先週から「おてがみ」と題して字を書くようになりました。 文明・文化の中で文字がどう発展したのか、考えさせてくれる手紙です。何が、この文字を生んだのだろうかと。 金木犀の香りあふれる秋に。 写真は2歳児の大好き…

“安全を科学する”@フォーラム2014衛生薬学・環境トキシコロジー

もう10日ほど前になりますが、2014年の日本薬学会環境・衛生部会フォーラムは茨城・つくばでした。 『食の安全を科学する』という演題での佐藤洋先生のご講演からは、熱いメッセージもいただきました。 衛生・毒性分野から、リスク評価に資するResearch pape…

机上で描かれる「研究戦略」に3つの疑問

世界における日本の論文数のシェア(割合)やその世界ランクは、低下傾向にあるというけれど。 日本と違って人口が増えている国もある一方で、絶対数という一つの尺度だけで勝負することにどれだけの意味があるのかな。「論文数」以外で勝負ができているか、…

秋分にあけぼの山公園

毎年出張が多い9月の、数少ない休日。花と葉っぱと水と風車が大好きな2歳児と、コスモスの咲くあけぼの山公園(千葉県柏市)に行ってきました。 こちらはキハダコスモス。 お昼は、守谷自慢のドイツソーセージのお店で。 (3年前にも書いた、デリカテッセン…

奇跡の上に生きている

この5日間は、学会2つと結婚式をハシゴ。徳島でも姫路でも東京でも、いろいろな人に会いました。たくさん話しました。 姫路での打ち合わせで話が脱線したときに、相手方の先生と理科大の1人の後輩との縁を知りました。思わずその場で、その後輩に電話をして…

【四国】徳島・鳴門、山と海と仲間と

今週は、水曜から3日半ほど徳島~鳴門に来ていました。今までメールだけのやり取りだけの先生にお会いしたり、親しくなったばかりの若手仲間にお会いしたり。 徳島は川が多く、水のある風景の多い街でした。 瑞厳寺の青モミジ。 仕事の合間に、後輩と山に登…

My Farewell to Ashraf & Hazem

Because I have a conference this week out of our univ, today was the last day to meet our Egyptian friends Ashraf & Hazem while their stay in Japan. They came to our lab in mid-March and worked for 6 months with us. I greatly appreciate th…

【御礼と報告】2014.9.6 シンポジウム「PM2.5とナノ粒子 ―微小粒子の健康影響とその対策を考える―」

2014年9月6日、日本学術会議トキシコロジー分科会シンポジウム「PM2.5とナノ粒子 ―微小粒子の健康影響とその対策を考える―」を開催しました。標題のテーマについて、シンポジウムを企画しながら考えてきたこと、当日感じたことを書いてみたいと思います。 一…

大学院のラボで学んでほしいことと、シンポジウムご案内

この3週間、中国交流、滋賀で若手交流、家族旅行に近所交流と良い出会いがたくさんあったなぁと。ここで得たエナジーで、9月から年末まで突っ走ろうと思っているところです。 そんなところで今日まとめ直した、学生に「大学院で知ってほしい自己マネジメント…

2歳児の保育園役員会と夏の味覚と

私が保育園のクラス役員になって、5ヶ月が経ちました。イベントがいくつかあったり、上手くいかなかったり上手くいったりしたこともあり。 そもそも、保育園の父母会役員をすることがどんなことかが、やーっと少しずつ分かってきたところです。いや、正確に…

大学院生の教育環境とキャリアパスを「ガチ議論」@第54回生化若手夏学

琵琶湖の畔、近江高島の白浜海岸で開催されている第54回の生化若手夏の学校に、わずか18時間でしたが参加してきました。 (朝は琵琶湖畔を走っていました。) 「大学院で学生が十分に教育を受けるためには?」 パネリストとして呼んでいただいていた、この議…

雲南での3日間(麗江・大理古城・昆明)

文化の数だけ悩みがあり、人の数だけ夢があります。 文化の異なる人と交流する価値があるとしたら、それは、文化が異なっても大切なのはどんなものか、その上で自分はどう振る舞いたいか。文化の異なる人を前に自分はどう振る舞えるか。 それを身を持って体…

とにかく広くて大きい北京

24日、正午に北京に着きました。 ターミナルの出口で、羽田からいらした先生方と合流。メンバーに建築学科の先生もいる今回の出張。北京の大きな建築を見ておこう! ということで… 来ました、“鳥の巣”。オリンピック公園(奥体中心)。2008年に開かれた北京…

2歳との夏休み(後半)@長野県

2歳児との夏休み。後半は長野で過ごしました。 出発前日、「明日から大爺のうちに行くから、○○しよう」と言ってお風呂や歯みがきをさせたところ、2歳児はなんと午前2時に「おおじーじのうちにいく!」と起床。その場は寝かしつけて、午前5時に出発。 天気の…

中国出張準備

先月のエントリに少し書きましたが、明日から5日間、中国に行ってきます。 一番の目的は、東京理科大学と学術交流協定を結んでいる昆明理工大学との交流セミナー。そして、来年学生を派遣(詳細は未定)するときに見学させたいところの下見。大学の他、昆明…

発揮すべきは「高い専門性に裏打ちされた創造性」

松井博さん著『企業が「帝国化」する』を読みました。現代にはビジネスの在り方を変え(慣習を破壊し)、顧客や委託先が離れられない仕掛けをつくり、巨大な影響力を持って「帝国化」していく企業が存在する―― そして、社会は「勝者総取り(Winner tekes all…

宇宙と生き物のスケール

雲のかかった烏帽子岳から、上田の空に昇る朝日。 雲の霧滴を通して空に虹がかかるのを、この日曜・月曜の朝、2日連続で見ました。山から昇る陽の光を感じながら、地面は動いていて、地球は回ってるってことを感じていました。 あれだけ離れた太陽があの大き…

2歳児との夏休み(前半)

2歳児との夏休みの外出。去年は「準備リスト」まで作って大変だった覚えがあったのですが、今年はだいぶ楽になりました。 ・・・と思って去年のリストを見たら、持ち物が去年とあまり変わっていないことに気づきました。ミルクの準備が、麦茶(と、機嫌をと…

繰り返さずに、過去にしたいです

先日、質問力・議論力と近代史というエントリで第二次大戦の話に触れました。その翌朝(8月6日朝)のテレビでのニュースは、近代史をどう記録するかは大きな問題であると、改めて強く感じさせるものでした。 (※2011年8月の写真。) 一つの問題は、戦争が今…

食肉生産の工業化の功罪@「帝国化」した企業

今、松井博さんの『企業が「帝国化」する』いう本を読んでいます。 革新的な製品やサービスが、その利用者の生活だけでなくビジネスの仕組みを変えていく様子が細かく書かれており、「世界ができていく過程」「変わっていく過程」が手に取って分かる面白い本…

青い水、青い空

今週の研究室旅行で、行ってきました山梨。 忍野八海の水の、青いこと。少し光の加減が変わると、水の色がまったく変わって見えることにも驚きつつ。 富士の湧水に、魚も集まって。 さて、宿泊地に着いてから夕食までのくつろぎ時間、私は町を走りに出たわけ…

決して前向きではないけれど

8月8日金曜日。2014年度、夏休み前の出勤を終えました。自宅でも進めたい、取り組みたい仕事がいくつもありますが、それでもすっきり「夏休み!」です。 6~7日には、研究室旅行で山梨に行ってきましたよ。 もっともっと、思考に五感を取り込みたい! +++…