論文発表

生体はどうしたら透明になるのか

「生体はどうすれば透明になるか?」。このタイトルで2020年末、日本分析化学会の機関誌『ぶんせき』に解説論文を寄稿するとともに、ハードカバーの英文書籍 "Transparency in Biology: Making the Invisible Visible" も出版しました。●生体はどうすれば透…

最近のPM2.5研究―COVID-19ロックダウンの影響

●関西 30日も黄砂飛来 花粉症の方は症状悪化に注意(2021年3月、tenki.jp)●北京でほぼ10年ぶりの大規模黄砂、モンゴルでは死者も(同、CNN) 今年も春になると黄砂の問題がニュースで流れてきます。黄砂というと、大気汚染物質としての小さな浮遊粒子PM2.…

薬学部・小茂田昌代先生との共同研究と最終講義

薬剤師にはその専門知識で職能を発揮する場がありますが、それを十分に活かせているといえるでしょうか。より広く適切にその職能を発揮すべきとしたら、それはどのような形をとり得るでしょうか。 その課題に長年取り組まれてきた小茂田昌代先生が、2020年3…

論文発表―大気中超微小粒子の胎児期曝露が脳血管周囲の細胞群に誘導する小胞体ストレス

こちらも先月ですが、私が薬学部にいたときの大学院生・小野田淳人さんとの論文がアクセプトされ、公開されました。大気中の微小粒子状物質PM2.5の主な構成要素の一つであるブラックカーボンナノ粒子が、発達期の子の脳に及ぼす影響のメカニズムを報告したも…

論文発表―OTN近赤外蛍光CT(断層画像法)

2016年から取り組んでいた、新しい蛍光三次元イメージング法の論文を先月発表しました。生体深部(深さ~2 cm)の精細かつ動的イメージングに適した、波長1000 nm超の (OTN: over thousand nanometer) 近赤外蛍光の断層画像法です。 ●Umezawa M, Sera T, Yok…

月刊『画像ラボ』別冊号に「OTN近赤外蛍光イメージングのバイオメディカル分野への応用」寄稿

もう2ヶ月前になりますが、2020年4月に赤外線カメラをテーマに出版された日本工業出版の商業誌「画像ラボ」別冊号に、私たちの寄稿した解説記事も掲載されました。 赤外光(赤外線)のうち、人の目に見える赤色に比較的近い「近赤外光」が生体深部を撮影する…

“幼少児健康教育のための国際交流展望”@日本幼少児健康教育学会誌

『幼少児の健康教育に関するより深い考察と実践のための国際交流展望』と題した論考を、日本幼少児健康教育学会誌に特別寄稿しました。10年来お世話になっている丸山克俊先生らとの共著です。 www.facebook.com この学会とは、2012年に学会大会が理科大で開…

卒業生との発表論文2―近赤外蛍光寿命イメージングによる非接触温度測定

こちらは公開されたのが1ヶ月前の、2019年9月5日。半年前の春に修士課程を修了したラボの卒業生の研究内容が、論文としてScientific Reports誌に掲載されました。 ●Chihara T, Umezawa M, Miyata K, Sekiyama S, Hosokawa N, Okubo K, Kamimura M, Soga K: B…

卒業生との発表論文―生体試料の透明化を速めてみたい (RSC Adv 9: 15269-76, 2019)

もう半年前(2019年春)のことになりますが、その春に修士課程を修了したラボの卒業生の研究内容が、論文として英国化学会のオンラインジャーナルRSC Advancesに掲載されました。 ●Umezawa M, Haruguchi S, Fukushima R, Sekiyama S, Kamimura M, Soga K: Ra…

他国の大学の研究者と共著論文発表(低濃度ディーゼル排ガス曝露に対する呼吸器応答)

2014年3~9月にエジプトからうちのラボに来たHazemとの研究成果をまとめた論文が、Ecotoxicology and Environmental Safety誌に受理されました。おめでとう! 低濃度のエアロゾル微小粒子に対し、炎症や酸化ストレスの誘導が起こらないレベルでもセラミドの…

他国の大学の研究者と共著論文発表

I am very happy to hear the acceptance of Dr Yasser's article by the editorial board of the official journal of German Toxicology Society, Toxicology. I hope his nanotox & nano-science research will continue to succeed. With lots of congra…

卒業生の論文発表―超音波式加湿器から放出される微小粒子

私が大学院生(2013年3月修了)と、超音波式加湿器から放出される微小粒子を研究した成果が、専門オンラインジャーナル誌 Particle and Fibre Toxicology に受理(アクセプト)されました。➡論文はこちら。 「日常生活と健康」に強い関心を持つ大学院生と取…

ナノ粒子の健康リスク‐国際シンポジウム参加と論文発表「ナノ粒子の胎児期曝露により生じる腎組織への影響」

今、ナノ粒子の健康リスクに関する国際シンポジウム (Nanotechnology, Occupational and Environmental Health) に参加しています。私は昨日(10日)の朝一番に発表を終えました。 Umezawa M. & Takeda K. et al. Maternal exposure to titanium dioxide nan…

アクセプトパーティー

この春卒業した後輩Mさんの論文が、 今朝(米国時間の昨日)、受理されました。 この研究では、私は途中からのデータ解析と、 原稿のドラフトを一緒にさせてもらいました。 とても大変な実験だったのを見てきたので、 とても嬉しい論文の受理でした。 今夜は…

論文掲載決定(ジョージと共著)

ちょうど5ヶ月ぶりに、 論文受理の報を頂くことができました。 今回は、夏前に留学生として2ヶ月間来ていた ジョージとまとめたものです。 6月に、うちの教授がジョージに提示したテーマ。 将来は大学の教授になりたいというジョージのために、 どうせまとめ…

2008年5月26日~6月1日

≪5月26日(月)≫ ・朝、野田1.7k クロカンJog 18分 ≪5月27日(火)≫ ・朝、運河 クロカンJog 36分 坂ダッシュ 200m×10 ≪5月28日~31日≫ ・調整練習、Jogのみ ≪6月1日≫ ・日体大長距離競技会 5000m 週間走行距離=59km 5月月間走行距離=295km 日体大長距離記…

第一報掲載決定

まず、これが3月末に来たメール。 Dear Mr Umezawa, Your manuscript, referenced above, has been reviewed and we invite you to revise the manuscript along the lines suggested for further consideration in Cytokine. Please carefully address the …