『幼少児の健康教育に関するより深い考察と実践のための国際交流展望』と題した論考を、日本幼少児健康教育学会誌に特別寄稿しました。10年来お世話になっている丸山克俊先生らとの共著です。
この学会とは、2012年に学会大会が理科大で開催されてからの縁。2015年にもYasserらを招待しての国際共同企画を取り持ったりもしました。
この学会で私は、小さい人たちが多くの時間を過ごす現場の先生たちが何を課題とし、何に問題意識を持ち、何を伝えようとしているのかを拾い続けてきました。それと同時に私にとっては、子どもの教育現場をデザインする先生方に私自身の考えを伝えるにはどういう言葉を使えば伝わるのか、それを試して続けて参画している学会でもあります。
その中で、この学会を長く牽引されている丸山先生の、言語の壁はあれど国内の議論だけではできない教育実践を展開すべきという想いから始まった国際交流の新しい動き。そのような交流から得られる思いもしないような出逢いや機会を、小さい人たちの教育を考える人たちに少しでも作れればと私も賛同しての活動の中で、今回一つの寄稿に至りました。
この学会での国際交流の歴史は1992年以来と短いものではないので、その内容を明文化しておくことが、次にまた思いもしないような出逢いを生むことにつながればと願っているところです。
梅澤雅和、三宅孝昭、徐相玉、丸山克俊「幼少児の健康教育に関するより深い考察と実践のための国際交流展望」、日本幼少児健康教育学会誌、5(1): 23-30 (2019)