『良いことに上限はないんだ』‐丸山克俊先生

 『良いことに上限はないんだ 理科大ソフトボール部の上等な青春』(ダイヤモンド社

 大学で私もお世話になっている丸山克俊先生が、2012年12月に世に出された本です。
 目次のページを開けたとき、これ以降に書かれていることが、丸山先生の心深くにある御気持ちを言葉にしたものであると瞬時に感じました。まず目次から、これほどに著者の魂を感じたことは他にありません。

 「チーム運営のシステムづくり」
 「世の中で有為な人材を」
 「人間の器を大きくする」
 これを実現するために、丸山先生が何を考えていらっしゃったのか。それに読み入り、今日一度読み終えたところです。
 私は、仕事をさせてもらえることをこれほど大切にしているだろうか? 人とのつながりを、これほどに大切にできるだろうか? いや、したいではないか。そう思わせてくれる本でした。

 大切なのは、自分(たち)が何を目指すのかという魂。時代が変わって魂を体現する方法が変わっても、丸山先生から戴いた魂が色褪せることはないはずです。この本を読んで、改めてそう思いました。


 学校の、とくに東京理科大学の教員に就く人は必読ではないでしょうか。もちろん、すべての大学生にも。私がこれを、今のタイミングで読む機会をいただけたのは幸運だったと思います。

 

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