理大『科学フォーラム』に特集「次世代健康科学」

 私の原稿が、東京理科大学の『理大 科学フォーラム』2013年6月号に掲載されました。
 内容は、いま所属している研究拠点「戦略的環境次世代健康科学研究基盤センター(東京理科大学 総合研究機構)」で、私が描いている研究ビジョンや持ち続けている研究スタンスを書いたものです。センター長によるご紹介とあわせて、当センターに2011年から所属していた5人の若手の稿が特集になっています。

 武田健センター長の前置きの締めくくりが、とても有難く、かつ心に響きます。

 「本特集では境界領域を軽々と飛び越え、自由な発想で研究を実質的に推進している若手研究者に執筆していただくことにしました。」

 その4ページ後に載せていただいた、私の稿はこのタイトル。
 「薬学・情報学・社会学をつないで切り拓く次世代健康科学」理大科学フォーラム東京理科大学)2013(6), pp.14-17

 他分野との連携・融合は決して「軽々」とはいきませんが、価値ある新しい分野を作りたいと思って、私は研究と向き合ってきました。そこにご協力をいただいている人たち感謝しつつ。

 私は以前に、「自分の関心の周囲にあるものに意識を」置きたい。そこには「自分の仕事にさらなる価値を付けてくれる可能性がある」から、ということを書きました。
(→「研究員として活躍するために」)

 有用な研究成果をより広く活用していくためには、どうすれば良いのか。逆に、効果的に活用できる知見を得るにはどのような実験データが必要なのか。
 その議論は、“他分野”との連携・融合をすることで深めることができると、最近も改めてそう感じています。もちろん、そのときには限られたリソース
(→「時間も体力も有限の資源」)をどう配分するかも重要なポイントの一つになります。

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 私は、両親に自分がどのような仕事をしているかを、ここ4年ほど話していませんでした。そこで、これを献本しようと思っています。
 執筆の機会をくださいました先生方に、心から感謝しているところです。