「Germany」の語源は、西暦100年以前に "Germanic peoples(ゲルマン人)" が住んでいる地域と呼称されたことによるとのこと。
・Germany
・Germanic peoples
「ゲルマン人(→Wikipedia)」という呼称も、この地域に居住していた諸部族をさしたものであり、そこに一民族としての生物学的な特徴があるわけではないそうです。しかし、大陸で生き続ける支えには、居住地域による部族としての帰属意識が必要であることもあったのでしょう。
ドイツの歴史を開いて見ようとしたときに、第二次世界大戦は避けて通れません。私の記憶としては、幼少の頃に見た「サウンド・オブ・ミュージック」(ミュージカル映画)の影響も大きかったと思います。
アドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)。悪名高いこの総統の出てこない近代史書はないと思いますが。
大戦後のニュルンベルク裁判で、被告側で立場を分けたヘルマン・ゲーリング(Hermann Göring)とアルベルト・シュペーア(Albert Speer)。民族の優劣という価値判断をしてしまったヒトラーに弁解の余地はないとしても、被告席に立った二人の運命はどうか。
そういう時代に権力を持ち、時代の終わりとともに表舞台から姿を消したその運命に思いを巡らせると、時代というものの存在の大きさにゾッとしさえします。
その時代、米英ソの首脳は、フランクリン・ルーズベルト(Franklin Roosevelt)、チャーチル(Churchill)、スターリン。
ドイツについては以上で、深くは書きませんが・・・ しかし、ソ連を頭とした当時の“東”陣営にしても北朝鮮にしても、20世紀の中頃にはまだかなりの国力を持っていたのです。1980年台に生まれた私たちには、実在したと想像もできない世界が、ついこの前まであったということ。
近代史は少し知るだけでも、「近代」の中でも時代が本当にめまぐるしく変わることを理解できます。
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明日から、国際会議でドイツに行ってきます。今が、そこに平和のうちに行ける時代であることに感謝しつつ。これからもそうであることを願いつつ。
●2013年6月3~7日
・ドイツ・デュッセルドルフへ
・ブリッジから学会(IPTC2013)へ
・何をもってクリアな研究発表か(IPTC2013発表報告)
・デュッセルドルフ朝jog
・ブリュール・アウグストゥスブルク城