9月の連休に子連れ家族で岩手・八幡平

 10月3日って登山の日だったんですね。聞けばなぜそうなのかは分かる気はします。
 その「登山の日」の10日前、9月下旬の連休は岩手山麓の八幡平を旅行していました。今回は「はやぶさに乗りたい」と前から行っていた友人家族と一緒。高原で坂のキツくないハイキングコースが多く、子連れでもとても楽しめました。



 八幡平市の南端には、岩手富士や南部片富士とも呼ばれる岩手山。冠雪したときの姿が、見る向きによっては富士山にそっくりなんだそうです。



 その岩手山の中腹からは、溶岩流の跡「焼走り」があります。初め八幡平に入る道でこの地名を見つけ、焼走りなんて物騒な地名だなと思っていたのですが、本当に溶岩が土地を焼いて走ったという場所の景色に驚きました。



 溶岩流ができてから260年以上経っても高木が生えず、この景色。


 溶岩流で覆われた土地に、木はポツポツと生えているくらいで、あとは生えていてもコケ。桜島伊豆大島と比べて植物の遷移が大変に遅いと解説があったのですが、岩手だと気温が低いからなのかな。それとも、溶岩の組成が違うから?

 焼走りだけで小さい人たちも2kmは歩きましたが、そこから車で八幡平市の北部にある味噌茶屋に寄った後、さらにお気軽ハイキングで不動の滝に向かいました。



 小さい人たちは沢を橋で渡るたびに、そこに落ち葉を流して楽しんでいました(と言いつつ、やっていたのは小さい人たちだけではない)。そんなことをしながらも、桜松公園の駐車場から滝まではのんびり歩くこと片道20分ちょっと。子連れでちょうど良い距離のハイキングロードでした。





 不動明王の置かれたこの滝に、国道282号から入る道には鳥居が置かれてます。手前を走るのは、盛岡・好摩と大館とを結ぶJR花輪線。こちらも次回は全線踏破してみたいものです。


 ここからもう少し、滝の手前の桜松公園までは車で進めます。

 で、東京から500km、仙台からも200km離れた八幡平では、プラネタリウムのように星の多く輝く夜空が見えて感激しました。


 真ん中やや下に、右を向いて雄大に飛ぶのは白鳥座、その右上に織姫星(ベガ)のあること座、写真の右下の端に彦星アルタイルがあるのが分かるでしょうか。天の川までは写真に写せなかったのが残念でしたが。

 さて、これまで小さい人たちは彼らどうしで遊ぶときも、「困ったときは大人を頼る」ことが少なからずありました。小さい人どうしで話し合いがつかないときには特にそう。しかし最近、保育所ではしっかりと話し合いをしている一方で、休日に一緒に遊んでいて起こる「困った」ことに対して、大人が意見を述べるのが憚られる場面も増えてきました。
 そういったときに、本人たちどうしでもっと話せる雰囲気を作りたいものだと思います。自分がどうしたいと思っているのか、何を誰と一緒にやりたくて、自分自身では今何をやりたいと思っているのか。何について話し合いで変える余地があるのか、変えることができるのか。

 そんなことも考えた5~6歳の人たちとの東北旅でした。

 帰りは小岩井農場にも寄って走り回ってお昼も食べて、





 お決まりの「はやぶさとこまち、お鼻がっちゃん」を見てそれに乗って、今回の旅はおしまい。

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●一昨年の9月連休も東北へ⇒瀬見温泉(山形)~鳴子温泉(宮城)(2015年9月)