浅草、多摩動物公園、スタンプラリー(2017秋)

 10月末の小雨が降る休日に、5歳の人と少し立ち寄った浅草が面白かったです。このエリアは東京スカイツリーが2012年5月に開業してから5年半。浅草寺を中心とした昔ながらの街並みに、新しい大人気スポットができていつも賑わっているように見えます。(⇒東京スカイツリーの展望台、2016.3)




 スカイツリーを背景に、浅草寺五重塔


 宝蔵門。

 ここの最寄り駅「浅草」というと、「スカイツリーライン」と路線名まで変えた東武線、メトロの銀座線、都営浅草線や都営バスが思い浮かびますが、2005年からはつくばエクスプレス(TX)にも浅草駅があります。



 そしてそのTX浅草駅では、ホームでも改札口でも町の風物詩を描いた大きな絵が迎えてくれます。上は改札前のステンドグラス「金龍の舞」で、


 こちらはホームにある浅草絵巻のうち、隅田川の花火大会と屋形舟を描いたもの。金龍の大きく細かな姿や花火の筋に、多くの人や舟の描写。しばらく見ていても飽きません。


 改札を出て地上に上がると、幟を掲げ「浅草オペラ100周年」とも銘打っていた演芸ホールや、その先の「奥山おまいりまち」はすぐそこ。観光にも使いやすい駅です。

 蛇足ですが、都心から茨城の土浦~水戸方面に向かう道と言えば、JR常磐線国道6号。なのですが、国道6号葛飾まで常磐線沿いを通らず、都営浅草線~京成線に沿っています。この区間を国道がJRと違い、蔵前、浅草、向島、四つ木、金町と直線的に結んでいる妙も、私の興味をそそるところです。


 浅草寺・二天門に入る東参道の前から、言問橋隅田川を渡るのに右折する道路標示。右折した先には「東京スカイツリー」と「柏」の案内が。

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 今秋、そもそも小雨の中でも浅草に行くことになったのは、5歳の人が昨年も行った関東私鉄スタンプラリーを今年もやりたいと言うためでした。


 スタンプラリーを制覇するためには、これらのスタンプ設置駅(赤)とカード受取駅(青)をすべて回ることになるわけです。私鉄を乗り回る中では、西武の単色車両って黄色だけでなく、赤やら白やら紺だのがあったのか、というのが驚きでしたが(調べたところ赤は2014年~、紺は2016年~とのこと)、



 11月初めには、1日の最後の目的地を多摩動物公園にして、スタンプラリーついでに動物園も楽しんできました。


 多摩動物公園は、多摩丘陵の縁の豊かな地形が生かされていて、動物の動きや生態をよく見られて楽しめるところだと思いました。特にマレーバクの水中歩行、モグラのトンネル潜り、絶対に二足を揃えたまま段差を上がり下がりするカンガルーの姿は歓声が上がるほどでしたし、


 5歳の人が大変に気に入った、マレーバク。行って以来毎晩、そのぬいぐるみと一緒に眠りについています。


 子どもたちが集まって近くを離れない、モグラのトンネル。

 さらにゾウ、カモにフラミンゴ、トラやヒョウの睨み歩き、器用なサルの動き、そして昆虫たちの姿を小さい人が真似するのを見るのも、楽しい時間でした。




 大きなバッタ。

 多摩動物公園は園内に勾配が多くありましたが、5歳の人も見どころから、次の見どころへと走り回って楽しんでいました。広々としているので、多少走っても心配なし。ただし広く見所も多いので、半日ほどではとても回り切れませんでした。しかし親子とも気に入り、また行きたいと話しています。

 また、一連の電車旅では乗り降りのマナーを守ろうとしたり、駅構内で突然現れる犬(盲導犬!)を初めて見て、その犬がどういう仕事をしているのかを知ったりする場面がありました。小さい人にはスタンプラリーを通して、そんなことも気づいて少しでも覚えてくれたらいいなと思います。

 ※後日追記多摩動物公園の2週後に鬼怒川温泉に行き、このスタンプラリーを制覇しました。⇒鬼怒川温泉へ11月に、東武鉄道日帰りで

電車でスタンプGo@首都圏JR(2017年8月)
新幹線で岩手・八幡平旅行(2017年9月)
スタンプ集めに首都圏巡り・神奈川(2016年10月)
ベビーカーの目線から旭山動物園(2012年8月)―多摩動物公園の中の坂を上り下りしながら、旭山動物園の傾斜をベビーカーを押して回ったことを思い出しました。
TX守谷駅のステンドグラス
TX流山おおたかの森駅のステンドグラス