【米国】ボストン―チャールズ川岸や西部郊外を朝Jog

 2009年12月12日(土)、初めて迎えたボストンでの朝は、市の中心を流れるチャールズ川の遊歩道を走りました。前日の到着は日没後だったので、明るい街を見たのがこのとき初めてだったのですが、朝はすぐ赤レンガの建物の美しさに目が引かれました。
 朝6時半前から、空の色がきれいに変わり始め、7時すぎに日が昇りました。その後、まずは朝7時半前から8時半前まで走ってきました。

 街の中心にあるホテルから、チャールズ川にはすぐに出ることができます。

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 Massachusettes Ave. の "Harvard Bridge"。対岸にはマサチューセッツ工科大学 (MIT: Massachusettes Institute of Technology) が見えます。

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 一つ下流にある "Longfellow Bridge"。ここには MBTAの地下鉄Red Lineも通っています。

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 チャールズ川沿いの遊歩道、往復7.5km。「チャールズリバー」と聞いて某社が思い浮かぶ人は、ある種の仕事のし過ぎか病気です(笑)

 川沿いや公園を途中、リス (Squirrel) を何匹か見ました。ジョージに聞いたところ、ボストンの街にはたくさんいるとのことで、報告したら笑われてしまいましたが。実際に、ダウンタウンの真ん中にあるボストンコモンを含めどこの公園にもリスがい
たように思います。

 ボストンの朝は大変に寒かったです。この広い川はさすがに凍っていませんでしたが、遊歩道の横を流れる小川は完全に凍っていました。

 それでも、走っている人をこの遊歩道で何人も見ました。ジョージと行ったArnold Arboretumや、西の郊外の通りでも。マイアミビーチで走っていた人は、太っている人が多かったのですが、こちらはみんな体型も走りもスマートです。なんででしょうかねぇ。

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 寒い朝、遊歩道のベンチに座っている人はさすがにいませんでした。冬でなければ、この河岸でのんびりするのはとても気持ちが良いのでしょう。

 また、日の出の後にだんだん日が高くなってくると、少ーしずつですが、暖かくなってきます。朝8時ごろ、急に鳥の声が増えてきました。寒い中で頑張って生きている鳥の雰囲気が感じられて印象的でした。

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 昨日(13日・日)の朝は、西部郊外を走りに行きました。まずはBack Bayにあるホテルから、すぐ西側にあるBack Bay Fensへ。池の周りが遊歩道になっている公園です。池の氷は、石を投げても割れないくらい固く凍っていました。
 この公園をすぐに抜け、Fenway駅(地下鉄Green Line, D)の上を通り、Beacon St.へ。

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 このBeacon通りは、地下鉄Green Line (C) が真ん中を走っている、きれいな住宅街に囲まれた広い通りです。Green Line沿いは治安が良いと聞いていたので、迷わずここを進むことに決めました。
 途中、Coolidge Corner駅も通りました。マイアミの学会で会った先生が住んでいる場所で、閑静でとても良い住宅地だ聞いていたのですが、まさにその通りでした。

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 おしゃれな建物がたくさん並んでいました。

 ただ、この後問題が起こりました。なかなか私が想定していた方角に、イメージしていた通りに入ることができなかったのです。このBeacon通りは市街からほぼ真西に伸びていたのですが、私はもうちょっと南を向いていると勘違いしていたのです。

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 Fenwayから4kmほど西に行った所でChestnutという所に着いたのですが、そこはもう、地図上でも私のまったく知らない所でした。

 それでもBeacon通りを直進したところ、Chestnutの貯水池へ(これもきれいでした!)
 しかし、ここを抜けた辺りで、いよいよ方角が怪しいと強く感じました。来た道をずっと戻るのはシャクだったので、とりあえず行けそうな通りに入りました。そこから入ったのは、Chestnutから南に伸びる静かな住宅地の通り、Clinton Rd。

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 建物の北側には、雪が残っていました。ボストンは、私が来る直前の1週間、何日か雪が降っていたそうです。一応治安を心配し、センターラインのない道には入らないように気をつけていました。そうしている中で、大きな通り East Boylston St.に出ました。

 大通りに出たら、あとはこの道を "Inbound" の方向に進むだけ。East Boylston通りは、途中からHuntington通りに変わり、最後にLongwoodエリアを通ることで、名所も次々と見ることができました。

 ・ハーバード医科大学
 ・マサチューセッツ芸術大学
 ・ボストン美術館
 ・ノースイースタン大学

 やはり街の探検はJogでするのが最高です。しかし、まさか米国で道に迷うとは思っておらず、一度でも方角の感覚を一度でも失ったときにはとても焦りました。良い道に出会えてよかった・・・とも。
 Jogは地図を持たずにしていたのですが、安全なエリアの確認だけはしていたので、危ない所に入ることがなかったのは救いでした。帰ってくることができて本当に良かったです(汗)

 このJogは出発したのが朝7時半でしたが、ホテルに帰ったのは10時。ただし、距離としては17.5kmに過ぎなかったので、時間がかかったのは単に写真を撮りつつ、迷いながら進んだためだったようです。

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 今は2009年12月14日(月)の午前4時すぎです。まもなくボストンのホテルをチェックアウトして、空港に向かう予定です。



2009年12月5-15日 マイアミ(学会)とボストン