【北欧】デンマークにて「ヴァイキングのように貪欲に」

旅行－ヨーロッパ

　晴天でカラっと暖かかった日曜から一転、月・火と曇天で涼しいデンマーク東部にいます。しかし早朝でも15℃くらいはある上に、北欧とあり屋内の保温性がいいので暖かく過ごせています。


　学会会場の西洋シャクナゲ。ピンク色以外にも様々な色の花がありました。

　毎度のことながら時差ボケで夜すぐ起きてしまい、朝仕事に取り組む時間も十分に取れるので、今朝は9時から会議に参加するのに6時に電車に乗りフリーデンスボー宮殿 (Fredensborg Slot) に寄ってきました。

　København H 6:12 --(Train for Helsingør)-> 6:38 Kokkedal
　Kokkedal St 6:43 --(Bus #365R)-> 7:08 Fredensborg Square
　Fredensborg St 7:37 --(Local Tram)-> 7:54 Helsingør
　Helsingør 7:56 --(Bus #803)-> 8:03 Hellebo Park
　（学会会場に向かう交通の乗り場が分からず、･･･というよりトラムに乗るべきところを間違ってバス停を探していまい、トラムに危うく乗り遅れるところでしたが、ぎりぎりのところでリカバーして会議に無事向かうことができました。）



　Fredensborgはデンマーク語で「平和」とのこと。18世紀初めに大北方戦争で疲弊したデンマークが、平和を希求して建てられたと地球の歩き方にはあります。が、Wikipediaには戦争後のその建築で国が財政難に陥ったという記述も。
　しかしやはり、白がかった鳩がその象徴であるように西洋で平和と言えば「白」なのですね。中国だと慶事の赤に対して、白が不吉や死の象徴であるのとは対照的です。白い石で豪奢な建築を造るのも、西洋文化に特徴的であるような気がします（が、実際のところはどうなのでしょうか）。


　宮殿から西にまっすぐ伸びる道を小走りで進むと、Esrum湖には白い白鳥も目にしました。

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　また、学会初日で仕事が昼からだった昨日も、朝8時にコペンハーゲンを出てロスキレ (Roskilde) に寄ってきました。ロスキレはフィヨルドの最南端にある位置し、デンマークで最も歴史ある町とのこと。





　9～11世紀にデンマークを治めたヴァイキングが、船でこの港町を押さえたということで、その船にまつわる展示もありました。氷河による浸食でできたフィヨルドは、海底がＵ字型で大きな船も入れる一方で敵の船も入りやすいために、ヴァイキングは港の入り口に船を沈めておいたそうです。






　左から順に観光案内所、市庁舎 (Rådhus)、そして、今回は朝早かったために入れませんでしたが右端の大聖堂 (Domkirke) は12世紀に築かれたもので、ユネスコの世界遺産。と、朝の時間を活かしていくつかの町を回っているのですが、鉄道の駅舎もそれぞれ特徴があり、見るだけで面白いです。


　コペンハーゲン中央駅 (København H)


　ロスキレ駅 (Roskilde)


　Kokkedal St.駅＝Fredensborg（フリーデンスボー）城まで365R番のバスで行ける。


　ヘルシンノア駅 (Helsingør)＝Øresund海峡の対岸のスウェーデンまで至近。



　ヘルシンノアで行われている今回の学会では、大会長から中世デンマークのヴァイキングの文化になぞらえて「getting something like a viking!」という挨拶が冒頭にありました。会議を通して「ヴァイキングのように何でも持ってけ！」ということで。あと2日間も会議内外で、見られるものは全部見ていきたいと思います。

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　※2018年3月追記：　ヴァイキングというと、北欧（デンマークおよびノルウェー）から海を制して西欧全体に進出した民族というイメージがありますが、元々「vik」は入り江を指す言葉であり、「viking」の語源も「フィヨルドの人」だったのだそうです。

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