旅の友・別れと感謝

 先月の東北旅行から帰ったら、10年近く連れ添ってもらったこのスーツケースが壊れてしまっていました。



 ファスナーで閉めるタイプだったのですが、そのファスナーをつなぐ布が切れてしまったのです。思い当たる理由は一つ。電車の窓から3歳児に、遠くの景色や線路を見てもらいたくて、このスーツケースの上に乗せて(もちろん手で体を支えながら)いたんです。その、14kg近くになっていた重さに耐えられなかったためのこと。


 セキュリティチェックは万全だったのですが。

 大したことのない破れですが、旅先での事故につながってはいけないので。パッと見ただけで金沢に京都、岡山、福岡、トルコ、ロス経由のフェニックス、ボストンにブラジル。感謝を込めてお別れです。

 (なお、空港で付けられるタグシールを剥がさないことについては、毎度妻に叱られながら剥がさずにいました。真似しないでください。。)

 別れと言えば、パスポートも私にとっての「第1号」が今年初めに期限を迎えるために、昨年末に更新をしていました。改めてパラパラとめくってみて、一番思い出深いのはこのページ。



 なんてことのない出入国スタンプばかりですが、まずは左右に初めて他国に旅行したとき(2005年8~9月)の日本出入国のスタンプ。一人で出たは良いものの、スイス・チューリヒでのホテルのチェックインのときに住所の英語での書き方が分からず、"Ibaraki-ken" と県名から順にローマ字で書き切ったのはヒドい思い出です。

 2007年3月の出入国は、初めてのフルマラソンを走りにソウル(韓国)に行ったときのもの。2008年3月のオーストラリアは、修士課程修了直前に初めて国際学会に発表しに行ったときのもの。2010年6月のCDG(シャルル・ド・ゴール@パリ)は、初めて国際学会で口頭発表に臨んだときのもの。

 いろいろと経験できた分、思い切って次の一歩に進みたい。がんばりますよー。

直後の出張@ギリシャ・テッサロニーキ
その次の出張@南アフリカ・リンポポ、エンタベニ