南アフリカ5日目、宇宙と大地とディスカッションと

 2015年10月の南アフリカ5日目、あとはFarewell partyを残すのみになりました。収穫の多かった学会、昨夜4日目までを終えたところで、見聞きしたものをまとめようと思っていた、のですが。

 その夕方の雷雨で停電になり、ノートPCのバッテリーを充電できずに仕事をできずという事態に。しかしふて腐れて寝ることにした後、午前4時前に起きて見えたのは、灯りがまったく無くこれ以上暗くはならない、という中で仰ぐ星空でした。
(追記: 200kmは離れていますがヨハネスブルグは、自称 “世界一雷の多い街” なのだそうです。)
 ※「雷の都」の名に恥じぬ落雷を観測 南ア・ヨハネスブルク(2013年10月)

 コンパクトデジカメで星が撮れてしまうほど。明けの明星・金星が空を照らしていると思えるほど。


 真ん中やや下が南十字星。上にあるのは“ニセ十字”。
 (でもさすがに縮小すると見えませんね…)

 まさにアフリカ大陸の、しかも1000m以上の高地で見る空。オリオンや大犬(おおいぬ)の背から南十字星に向けて、一昨日まで以上にはっきり見える天の川。

 その姿と、赤い朝焼けより早く訪れる薄明がだんだん白くなるのとを見ながら、光しか旅をできないuniverse(宇宙)の中の、小さくも確かに大きい丸い足元が確かに回っているのを感じ、これまで感じたことのないような不思議な気持ちになりました。

 その大地で世界の研究者と、地球上で興る新しい技術・産業と健康と人権について、意見交換と次の一手の模索をできたことを嬉しく思います。









 2015年10月の南アフリカ
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