南アフリカの高原の朝

 夜明け前の3時半に南の空を見たら、南南東から南十字星が昇ってきました。

 夜空は日の出1時間半前から、明るくなり始めると言われます。ただし、“普通” は地平線が夜でも明るいので、空がわずかに明るくなり始めるのが判りません。しかしここ、アフリカの高原では地平線が真っ暗なので、「日の出1時間半前から」空が明るくなるのが初めて見えました。

 真夜中に聞こえるのは、夜に迷ったような(?)鳥の声が少し。しかしこの4時を過ぎ、4時半を過ぎると、だんだんに鳥や動物の声が増えてきます。一方で、南十字星などの二等星のクラスはだんだん姿を消していきます。

 日の出30分前からは、誰が見ても分かる、でも “普通” よりも広く澄んだ朝焼け。



 木々の間から湧いてくるように、そして朝のひんやりとした空気を切り裂くように、鳥や動物たちの声があたりを包みます。

 たまらんわ。



 朝5時半の日の出。足元に浮かび上がるのは、砂の道に残る足跡。



 日が高くなってくると、動物が茂みの方に涼みに行くのが分かります。日の出前後に移動をするので、その足跡が残るようです。



 ↓↓ これは誰でしょう?





 今日は学会中日で、前代未聞(?)の休憩日。午前中、学会スケジュールに込みのサファリツアーに参加したところです。


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