エジプトのギザ、カイロを回りました(2015年3月)

 先週、エジプト・ダマンフール大学でのシンポジウムの翌日は、大学の人たちにギザとカイロを案内してもらいました。私の泊まっていたアレキサンドリアから、車での移動で少なく見積もっても4時間。半ば強行日程の長旅でしたが。



 クフ、カフラー、メンカウラーの三大ピラミッド。2つ目のカフラーだけは、頂上付近に化粧岩が残っているのが分かります。



 思ったより急だなぁと。それが第一の感想でした。



 そして、獅身人面のスフィンクス

 事前の情報収集で、ギザやカイロでも小さな爆発事件が相次いで起こっているということを聞いていました。しかし、現地の人たちは意に介していない様子。先にも書いたとおり、現地の人のいう安全と日本人の感じる安全との間にギャップがあるのは、当然とも言える事実です。
 一方彼らには、どこなら回って問題ないか、怪しい事態を見つけたらどう振る舞うべきか、私と比べればよく分かっているのでしょう。第一、テロが起きたとしても国全体が騒乱に陥っているわけではなく、ごく普通の日常がそこにあるのです。

 私は今回、彼らと一緒だったことで安心してギザやカイロを見ることができたのですけれど。

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 そして来ました、カイロの「イスラーム地区」(Islamic Cairo)。



 世界遺産の建築群。遠く(中央やや左)にカイロタワーも見えます。シタデル(Citadel: 城)から雰囲気を一望。



 このシタデルにある、"religion of mercy" イスラム教のモスク、ガーマ・ムハンマド・アリ(Mosque of Muhammad Ali)。





 この後、警察博物館と軍事博物館を回りました。私と一緒に回った人たちのここでの眼差しから、彼らが警察を尊敬し、頼りにしていることを実感しました。人々の生活の平穏が、警察や軍で守られているのだという実感があるのでしょう。一つ前のエントリに書いたように、検問やセキュリティもよく行われている国です。
 私の訪れたことのある土地の中では、初めて触れた感覚でした。


 (カイロの街の一角)

 この夜、仲間と惜しみながら別れ、もう一晩アレキサンドリアに泊まって13日に帰国しました。今回、ギザとカイロは上の2つ(ピラミッド、シタデル)しか回れなかったのですが、次の機会はもっとよく街を回りたいところです。

 大学の人たちと仕事、というと硬い印象を持つ人も多いかもしれませんが、エジプトでの私の初めの友人Yasser先生は、私のことをよく分かっていらっしゃる。


 ピラミッドの前でブリッジさせたり。


 人を担ぎあったり。


 (実はシンポジウム当日も・・・)

 人やその裏にある文化を知れば、仕事をもっとうまく、楽しくできるはず。「人」こそがプロジェクトを動かすのですから。
 そうやって、これからも色々な人と一緒に、“人生は笑う所だ!” をモットーに走り回っていきたいと思います。

<2015年3月~ エジプト出張>
2015.3.7 アレキサンドリア到着
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