【米国】月の位置の変化を実感@ニューオーリンズ

こちらは今、2011年3月24日午前2時すぎです。
2夜前にお見せしたものと同じ場所からの
夜景の写真をどうぞ。
3月の下弦の月が、その赤緯
徐々に南に移しているのが実感できます。



月の昇る位置が、一昨日よりも右にずれているのが
お分かりいただけますでしょうか。
真ん中のビルの位置を比べると分かるかと思います。

月が昇ってくるのはもちろん東の空ですから、
右手側の方角は「南」です。
つまり、月の見える位置がこの2日間で
いくらか南に移動したのです。

春分の時期の月の位置は、満月のときには
秋分の太陽の位置”の近くになります。
そして、満月を過ぎた下弦の月
“冬の太陽の位置”の近くになっていき、
徐々に位置を南に移していくのです。
(もちろん、その後には“春の太陽の位置”に来て
 月は新月になります。)

これは、月の位置が「黄道面」に
ほぼ乗っていることによるものです。
少し説明を省いていますが、つまり
太陽と惑星(地球を含む)と月は
いつもほぼ同一平面上にあるのです。


月が地球を回っていくことによって、
赤経を東に進めていくのはもちろん
赤緯も変えていくのが目で見て分かり、
改めて天球上の「黄道」の存在を実感しました。


ちなみに、始めに紹介した写真、
夜が更けてきて、銀行の建物のライトアップの
色も変わっていましたね。

私は結局、時差ボケには勝てません。
疲れて夕方からずっと寝ていたのですが、
日付が変わってから目が覚めてしまいました。
(しかし、夕方から十分に寝たので
 体力は問題ありません!)

時差ボケになるのは、日本の時間を気に
留めているせいもあるのかもしれませんが、
日本の情報を気にしている今の状況では
それも致し方のないように思っています。