日本-欧州直行便から見る月

今、スコットランドで6月1日の午後4時半です。
無事にとは少し言えないのですが、
ひとまず、目的地に着きました。

スコットランドには、成田からパリ経由で行きました。
パリ行きの飛行機では、
飛行機の南側の窓から見えた
下弦の月に見入っていました。

Narita 31 May/2010 21:55 (+9:00)
-> Paris, Charles de Gaulle (CDG)
  1 Jun/2010 4:05 (+2:00)

私は今回、初めて成田から欧州への
直行便に乗ってヨーロッパに入りました。
この航路では、かなり高緯度地域の上空を
飛ぶことになります。
成田を離陸してから10時間半、
パリまで2000km(2時間半)を切ったところ。
北欧の上空で、南側に月が見えました。
西南西に航行中、左手に見えた月。
ほぼ南中している、下弦の月でした。





緯度の高い地域で、月はどのように見えるでしょうか。
三日月や半月が、ずっと縦向きに
昇ったり沈んだりするのではないでしょうか。

下弦の月が、夜に東から昇ってくるときには、
左(東側)の半分だけを光らせた縦向きの月が、
地面を這うように昇ってくるはずです。
そして低く南中しながら、
太陽が昇ってくるのを待つのでしょう。
おそらく、それで合っているかと思います。

飛行機が西方向に進んでいたため、
月はほとんど位置を変えませんでした。
ただし、飛行機が少し南方向にも進んでいたので、
月の位置は、だんだん高くなってはいきました。

そんなことを考えながら乗っていた、
初めての成田-欧州直行便でした。


Paris, CDG 7:15 (+2:00)
-> Edinburgh 8:20 (+1:00)

パリからエディンバラに向かうときには、
今度は明るくなった後の西の空に、
同じ月を見ることができました。