【日本一】富士登山2009を終えて-アクセス方法を考える

昨年に続いて2009年7月18~19日、
富士登山に行ってきました

 
7月19日、富士山を下りた2日目。
去年と同様、五合目から河口湖駅
戻るバスは大混雑でした。

登山後の疲れた体に、炎天下での
バス待ちは非常に堪えます。
私は、もう十何年もいろいろな旅をしているので、
交通機関の1時間待ちなどは
覚悟さえしていれば、それほど苦にはなりません。
しかし、そうとは限らない仲間と一緒に来る以上、
登山道へのアクセス方法は、
他の選択肢を考えて改善する必要がありました。


来年、もし次回があるとしたら、
そのときは自家用車で来ることを
考えるかもしれません。
それだけが最善策だという結論が出たら、
その選択肢を選ぶこともあるかもしれません。

でも、どうにかしてそれは避けたいところです。

下界と、富士山の各登山口(五合目)とを
結ぶ道は、どれもほとんど一本道です。
このような一本道を、多くの人が移動する場合に、
そこの移動手段となるべきは、公共交通機関です。
ここに自家用車が大量に入り込むことは、
この場所に渋滞を発生させ、
人の往来を妨げるだけです。
その結果として起こることは、例えば、
去年私が一緒に登ったような海外からの登山客が、
登山口にアクセスする手段を失い、
その地に訪れる機会を奪う、というような、
おそらく誰もが望まない末路です。

観光立国・スイスのアルプスでは、
標高が高くルートの多くない観光地へのアクセスは、
完全に公共交通機関に限られています。
自家用車でのアクセスは、少なくとも
観光のシーズンには規制されています。
その代わり、交通機関は十分に整備されています。

富士山でも、自家用車でのアクセスが
規制される時期があります。

富士山スバルライン・マイカー規制
富士山スカイライン・マイカー規制
富士宮市ホームページ)

先ほど、私は初めてしっかり調べたのですが、
7月はまだ規制期間外で、
規制されるのは、8月のうちの約2週間のようです。
この期間は、規制区間の始まりの場所に
駐車場ができ、そこから五合目を結ぶ
シャトルバスが運行されるようです。

もし、私に「次回」があるとしたら、
この規制期間内の日にちを選ぶのも有力な手段です。
これが、渋滞によるバスの遅延や、
その結果起こるバス停での大混雑を避けられる
唯一の方法かもしれません。


規制期間を拡大することに対しては、
反対の声もあるかもしれません。
しかし、去年のハーバード生との登山を経験し、
バスの大遅延で涙する者もいたのを見た私は、
この「マイカー規制期間」を拡大できないものかと
どうしても思ってしまうところです。

 

f:id:umerunner:20190925222816j:plain