2023年夏に巡ってきた七尾・和倉温泉から能登半島


 これは2023年秋の出張で飛んだ福岡→新千歳の飛行機で、北側から見た能登半島・・・と言いたいところ、写っているのは大きなその半島の根元。右の滑らかな海岸線が、のと里山街道の通る道で、写真中央の街が七尾。その左に見えるのが能登島で、能登半島は手前左手に長く伸びています。昨年夏に家族で行っていたので、秋にこの写真を撮って小学生に送ったら喜んでくれたんですよね。


 2023年夏に家族で行った和倉温泉。旅館の人が、輪島や珠洲へ以前は伸びていた鉄道のことなども話してくれました。


 早朝から駅を見に行くついでに、短い区間でしたが乗車をした、のと鉄道七尾線。先頭車から前面を見ていたうちの小学生に、運転士さんが優しく声掛けしてくれて小さいプレゼントもくれるという出来事もありました。途中には、1970年代に活躍した鉄道郵便車「オユ10形式」の珍しい保存車両を見られる駅も。


 湯量の多い和倉温泉街は、歩いて回るのも楽しい町です。


 大正天皇が皇太子(嘉仁親王)のときに休憩所とされ、門の扉に五七の桐紋のある青林寺。


 5歳の人が大好きな水族館@能登島に、


 上杉謙信も愛でたという、七尾城からの七尾湾の眺め。


 のと鉄道七尾線の今の終点=穴水から先にかつては伸びていた、のと鉄道能登線の宇出津駅跡。(写真はすべて2023年8月のもの。)


 珠洲駅跡。


 能登線の終点だった蛸島駅跡と、


 蛸島駅近くに残っている静態保存車「NT100系気動車」(以上、写真は2023年8月。)

 石川県というと能登半島の形は誰が見ても分かりますが、能登半島の中ほどの七尾までが金沢から70km、高岡から40km。七尾から珠洲市蛸島まではさらに80km(金沢から150km)ほどあります。東京からだと70kmで熊谷、150km行ったら軽井沢というと、能登半島のスケールの大きさを感じられるでしょうか。

 2024年1月1日、その能登半島で大地震が起こりました。無事ではないのは分かっていますが、これ以上被害が大きくならないことを願うばかりです。昨年(2023年)夏に行ったときにも、直前の春(5月初旬)にあった地震の大変さをその土地の人と話していたのに・・・。落ち着いたら必ずまた行きたいと思います。


 和倉温泉駅。特急サンダーバート号がここまで来た最後の夏に。(2024年3月から北陸新幹線敦賀延伸した後は、サンダーバードがここまで来ない予定。)