いつでも新しいチャンスを掴むステージへ

 2023年秋は10月末から生化学会、バイオイメージング学会、MRS-J、そして分子生物学会と4つの学会大会に参加してきました。生化学会大会(福岡)では久しぶりに会う研究者仲間の友人にも会い、バイオイメージング学会学術集会(北大)では奨励賞をいただき、受賞講演の機会に「近赤外蛍光ナノ粒子『を』見る、そんなナノ粒子『で』見る」と題して好き勝手しゃべってきました。
 いつもアイディアや協力を共有し合える共同研究者や、貴重な意見交換の機会をいただける学会などのコミュニティ、何より日ごろの研究を楽しいものにしてくれている大学院生や卒研生に感謝するばかりです。


 そう思いながらの北大からの帰り道では、飛行機降りてからの電車でまったくの偶然に、前の所属ラボの卒業生に会うという出来事もありました。卒業生の方が見つけて声を掛けてくれて、30分くらい電車で話した嬉しい時間。進む先に何があると分からないと、分からないのは当たり前だと思っても不安に思うことはあるものですよね。そんな中で本人が、日々頑張っているからこそ声をかけてくれたのを実感しました。そんな人が自分の周りに1人でもいるという幸せにも、これまた感謝するばかりです。

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 月が変わって今週は、分子生物学会年会(神戸)に参加してきました。出発直前に、参加者リストで名前を見つけてくれた同世代で旧知の研究者仲間が、これまた声をかけてくれて食事をする機会をいただきました。およそ10年前に会って以来、それぞれ次の(そのまた次の次の?)ステージで、様々な経験やときには苦労をしつつ、活発なアクティビティの続きの話をしあえる至福の時間を過ごしました。

 今も悩みながらも頑張っている仲間や後輩を聞くのは、本当に嬉しいものです。それに、近況を交換する中で頑張ると良いことがあるはず、それを自分も掴めるはず・掴みたいと思ってもらえるためにこそ、(おこがましいながら)若い人たちの中にいたいと思います。

 今日も新しい何かに踏み込んでいきましょう!

 PS. 私は今年初めて、縄跳びでの四重跳びができるようになりました。縄跳びが大好きな小学生の隣でやってみて良かった!


 福岡の街中で見つけた、1887年(明治20年)の福岡市街の図。福岡城関連のものを除くと、今ある建物の多くがない時代とのことですが、水の流れに制限されながら物流を考慮して築かれる町の姿は面白いですね。


 神戸元町の「まるわ」にて。タコ料理や牛のゆっけなど普段なかなか食べない食事が大変に美味でした。もちろんお刺身も。