『バイオイメージング』(2016.6)の表紙と論文を書きました

 標記学会の学会誌『バイオイメージング』の2016年6月号は、前年の日本バイオイメージング学会学術集会@理科大葛飾キャンパスのシンポジウムの内容をまとめた特集号として発刊されました。私の前所属と現所属の共著論文があり、また、前所属から一緒の博士課程学生・小野田くんの表紙記事もあり、研究仲間に是非読んでもらいたい1本になりました。

 私たちの研究テーマの2本柱であるナノ粒子の「生体内分布」の可視化と「生体作用」の可視化、その双方を同じ号に載せてもらえたのはありがたいことです。同号はこちらから、どなたでもご覧頂けます。
 ⇒『バイオイメージング』第25巻第1号(日本バイオイメージング学会、2016年6月)

 P.9からの特集「第2の生体の窓 21世紀のバイオイメージングの窓」が、私が今春から所属しているうちのラボの研究テーマの一つです。これは生体の非侵襲イメージングを目指した研究課題であり、セクションの冒頭に曽我公平教授が『SBWイメージングの現状と課題』と題して概要を解説してくれています。
 その少し後の『動物体内におけるナノ粒子の未知なる動態メカニズムと検出技術改善のニーズ』が、私の前所属と現所属との共著論文。私が昨年の学術集会のシンポジウム企画で登壇した縁で、書かせていただいたものです。書いた当時(昨年末)、若干背伸びをして書いた論文ですが、要所は押さえられたのではないかと自負しています。これからさらなる実証が大切!

 「表紙の図」は、環境中ナノ粒子と脳の発達との接点についての最新の研究成果。こちらは昨年の学術集会で小野田くんが“ベストイメージング賞”をいただいた縁で、研究紹介とその解説記事を書いてくれたものです。こちらも、これからが大切!



 こんな図の“どっちの青が弱いかな”ゲームを、もう少し試してみることになりそうです。今日向かっているデンマークでも、このあたりを発表の内容にしてくる予定です。