学会期中に打ち合わせ(1)@横浜

 今日から、日本薬学会の年会で横浜に来ています。学会では発表をしたり聞いたり。加えて、今回の会期中には複数の打ち合わせも予定してきました。

 今日は、新聞社(社会部)の方との打ち合わせ。微小粒子(PM2.5)と超微小粒子(ナノ粒子)の健康影響について、分かっていることと、注意しなければならないこと。とくに、私たちが主要な研究課題として取り組んでいる「次世代への影響」(発生毒性)について、なぜナノ粒子ではこれが問題になるのかについての解説と意見交換をしました。


 <参考>
PM2.5-健康影響の懸念と数値解釈の注意点(2013年2月16日)
PM2.5注意喚起時に取れる対応(2013年2月28日)
酸化チタンナノ粒子、マウスの脳の発達に影響を与える(2010年5月29日)

 自分たちの主張や重要視している問題については、何が分かっていて、何が問題であるのか… それをしっかりと分けながら、いろいろな人に説明できるようでありたいと思っています。


課題研究「情報提供者の懸念に応えるリスク・コミュニケーションの開発とそのプロセス」(2012年8月29日)

 夕食は、(打ち合わせではないのですが)ラボの先生(先輩)とお食事しながらお話。研究計画の具体的な話ににラボの運営、学務のやり繰りなどを話していたら、あっという間の4時間半(!) 最新の実験データを簡潔にまとめていた資料が、役に立ちました。
 手元の実験データや実験技術を踏まえて、ラボのスタッフとラボ全体のデータを解釈し、それを踏まえて方針を話し合うことは重要なことです。そして、その話し合いには “学会モード” の頭の回転を活用するのがいいと思います。



 有意義な話し合いには、栄養豊かな美味しいご飯も重要です。



 横浜・みなとみらいから。