昨日は東京理科大学の公開講座「坊っちゃん講座」で、『ナノって何なの? 小さな構造が機能を決める』と題して一席ぶってきました。水と油は溶け合わないのに、水が多いからだの中で油はどのような形で存在しているのか、という話から最新の研究の話までを紹介しました。
・「ナノ」って何なの?
・からだの中でつくられるナノ粒子
・構造が機能を決める
・生体分子の微細な構造変化と疾病
・疾病予防のための研究
・大学って何するとこなの?
参加者は中学・高校生が多く、部活動や趣味などについても話をしてほしいというリクエストが直前にあり、急遽、箱根駅伝の第80回記念大会の予選会を走ったとき(2003年10月)の写真をスライドに追加しました。
この年は記念大会ということで、予選会が箱根の芦ノ湖周辺のコースで行われたのでした。またとない良い経験でしたが、実際には土曜朝にスタートする予選会に参加するために、金曜午後の授業を終えてから箱根まで移動しなければいけないのが大変だったことも事実でした。また、その年に限らず陸上部で一緒に走っていた人たちには今も頑張っている人、楽しそうなテーマで仕事をしている人が、もちろんたくさんいるのですよ。
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当日は200人以上 近く(以上に当日は見えていたのですが、運営スタッフが入っていたかも?)の方にご参加いただき、多数の面白い質問、予想外の質問もいただきこちらにとっても気づきがありました。発想豊かな人たちと、いずれどこかで会うかもしれないことが楽しみです。
そして、講義概要(シラバス)に書いたことだけでなく、アイディアや実力を活かすのに
①もちろん実力は重要。でもそれだけでなく、
②言葉(言葉の引き出しを多く持つ。そのためにいろいろな人と話す)
③体力
が大切だよね、という話が伝わっていれば嬉しく思います。
- 後日追記:2023年度第1回坊っちゃん講座「ナノって何なの? 小さな構造が機能を決める」開催報告 | 東京理科大学・理数教育研究センター (2023.4.26)