畑仕事、のち花びら観察

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 友人と集まってのお花見を控える中で迎えた、2020年春の桜満開の季節。人のいない菜の花畑くらいは行こうと思っていたのですが、2歳の人はクンシランの立派な花で満足し、黄色い畑には行きませんでした(その代わりに滑り台へ)。

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 一方の8歳の人は、雨雪が降る前に畑仕事をするのだと言い、じゃがいもを植える畝に牛糞堆肥と苦土石灰を入れて畑を耕していました。

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 この横には収穫のほぼ終わったブロッコリー。もうすぐ廃棄するのならと、つぼみ(ブロッコリーでよく食べる部分)のついた細い茎の先をその場でつまんで食べてみました。

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 普段の収穫よりも細い所を切るので、鋏を使わずに手の指で収穫。茎から露の出るのが感じられて、ブロッコリーの新しい感触を発見できました。そのまま食べた生のブロッコリーは、ほんのり甘く、しかししっかりしたアブラナ科の辛味がありました。ブロッコリーやキャベツや菜の花など、種類ごとの辛味成分ってどういう風に違うのかな、などと思いつつ。

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 そして、日曜日は昼間にいよいよ雪。今冬は一回しかスキーに行けなかった、雪遊びの好きな8歳の人は嬉々として外へ出ていきました。

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 小さな実体顕微鏡を持って、雪の結晶も見ようと親子で試してみました。しかし、首都圏のベチャベチャ雪では融けかけの塊しか見られませんでした。

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 代わりに、玄関先に舞い込んできていた桜の花びらを観察。そうしたところ、表面に粒状の、キラキラと光を強くする反射するものがあるように見えることに驚きました。これもあって、ソメイヨシノの花は透き通るように明るく見えるのかもしれません。

 観察に使ったのは、ニコンのこの実体顕微鏡「ネイチャースコープミニ」。6年前にバイオイメージング学会で知って以来欲しいと思っていたところ、昨年うちの8歳の人の手元に来たもの。鏡体がプラスチックで軽く、小さい人たちにもオススメの顕微鏡です。



 雪が止むと、鳥も花に。待っていましたとばかりに花の蜜を啄(ついば)むのも見られました。そんな2020年3月最後の週末。COVID-19が収まるまで、人の集まる場所を避けつつ楽しいものを探す期間が、まだしばらく続きそうです。

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