東大柏の一般公開で実験体験(2018秋)

 これまでつくばの物質材料研(春)理科大葛飾キャンパス(2017年秋)と子連れで行ってきたオープンキャンパスですが、今年の10月末は東大柏キャンパスの一般公開に行ってきました。


 初めに行ったのは物性研(ISSP: The Institute for Solid State Physics)。一緒に行った小学3年の友達が「光とレーザーに行きたい!」と真っ先に興味を示してくれました。実際に行ってみると、大学で使う技術で身近なものを、いつもと違う風に見せてくれるのが嬉しく、面白かったです。



 光とレーザーの他にも、めっきと違う金の「蒸着」とか、低温や高圧による物体の変化とか。


 
 朝一から来たのに、物性研だけで小さい人たちはお腹が減ってお昼ごはん・・・。

 キャンパスの西端にあるのは、大気海洋研(Atmosphere and Ocean Research Institute)。ここでは、飼育室の公開や磯の生き物に触れるタッチプールももちろん楽しめましたが、深海魚に触れる展示がすごかったです。



 生に近い深海魚が手で触れる状態であるってどういうことかと思ったら、3週間ほど前に採集して冷凍保存していたものを、解凍して市場のように氷に乗せ、展示していたとのこと。



 生き物好きの小さい人たちも、普段は絶対に触れない生の深海魚に興味津々。これだけで一日でも過ごせたと思います。ただし、手はすっかり海の魚の匂いに(笑) 上の写真はエドアブラザメ(アブラツノザメ)。うちの6歳の人は、いろいろな魚の口の中のつくりを、熱心に比べて見ていました。

 最後に行ったのは、小学3年生の「帰る前に骨に触りたい」というリクエストで行った、新領域「環境系」。キラキラと光る鉱物をルーペ(虫めがね)や実体顕微鏡で観察できるコーナーと合わせ、これも普段はできない体験に好奇心を誘われました。


 これは始祖鳥の化石の、3Dプリンタで作られたレプリカ。

 この10月末の日は雨天の予報もあったところ、昼前から晴れてきて混雑盛況でした。キャンパスは広く、小さい人たちの体力では一日で見切れるものではありませんでしたし、もう一度見ればまた新しい発見もあるでしょうしで、是非また行きたいものだと思います。

子連れで学祭からの、勤労感謝の日(2017年11月)
つくばサイエンスツアー~電池づくりにプラネタリウム(2017年4月)
東京大学柏キャンパス一般公開(東大柏HP)

 PS. うぉぉ魚面白そう~~と思ってくれた人、この動画も、是非見てみてください。
【動画】「深海のペリカン」フクロウナギの貴重映像ナショナル・ジオグラフィック、2018年9月26日)