歴史に惹かれた小学生と、紅葉の「武田信玄の町・甲府」散策

 戦国時代は織田、豊臣、徳川より前に、武田氏が最強と言われていたんだよね、とは最近のうちの小学二年生。小学校や市の図書館で歴史の本を見つけ、見聞きした覚えのある城などがあると、子どももそれにハマっていくようです。

 そんなに武田氏が気になるのならと、先日日帰りで甲府に行ってきました。

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 甲府駅前から信玄(南口)。

 武田氏が館を構えた跡地にある武田神社は、駅からバスですぐの所にあります。その武田神社のすぐ近くに、前回来たときにはなかった「信玄ミュージアム」などもあり楽しめました。

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 武田神社までは、北口から30分おきに出るバスで所要10分弱。駅からまっすぐ北に進むと、

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 突き当たり正面が武田神社。ここにはいろんな人とたびたび来て、その度に集合写真を撮ったのを思い出します。神社の石段が南を向いていて、たしかに集合写真をきれいに撮れる場所と言えるかも。

 歴史にハマった小学生は、信玄ミュージアムに興味津々。そのまた隣には、信玄愛に溢れたカフェや武田菱に溢れた伝統家屋(堀田古城園)も楽しめました。

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 それから、新宿から甲府に向かう特急の窓からも見えていたのですが、ちょうど紅葉がきれいでした。盆地の甲府は朝晩冷えて紅葉が早いのかと思いきや、そうでもなく早くて平年でも色づきが11月末のようです。

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かえでの紅葉日、2018年-2019年(気象庁
 ・・・しかし、これを見て銚子、横浜、鹿児島あたりの紅葉の遅さに驚きました。

 
甲府駅前にはもう一つ、駅から10分も歩かずに着く所に、甲府城跡の舞鶴城公園も。

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 中央の天守台に向けて周りが坂になっている城跡。ここは明治時代に駅で分断されたものの、戦後に発掘調査が進んだほか古絵図が残っていたこともあり、史跡としての整備が進んでいるようです。これからはこうして、歴史的資産を大切にする工夫が町の価値を上げるだろうなと思わされます。先月行ってきた水戸も然り。

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 甲府駅近くにはこれまでも何度か来ていましたが、いつも団体旅行ですぐにバスに拾われたり他に移動したりしていたので、駅近くをゆっくり歩いたのは初めてでした。

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 町の真ん中に見晴らしの良い場所のある、良いところでした。写真右に見える雪を被った頭は、富士山の頂上。

 年末のうちに歴史のストーリーある町を、もっと回りたいなと思っているところです。


信玄ミュージアム(武田氏館跡歴史館、甲府市