いざ小さい人たちの見送りや出迎えへ~安全に楽しく過ごしてください

 連休明けの小さい人たち、うちでも小学生が二年生になって2ヶ月目、保育園児も入園して2ヶ月目に入りました。

 うちの小学生は登校班の集合場所まで行かず、途中から合流することになっています。その合流場所まで、私も昨年から一年以上、出張でいない日以外は毎朝送りに行っています。合流場所まではもちろん本人一人でも行けるのですが、甘えているわけでなく一緒に出ることを楽しんでくれているので、しばらくそれをこちらも楽しませてもらっています。
 それに、同じ場所ではもう一人、すぐ近所の三年生も合流するために待つことになっています。皆とは違う合流場所で、一人が欠席でもしたらもう一方が交差点で一人で待つことになってしまいますし。今年度からは、その足で1歳の人を保育所に送るのも兼ねての送り道です。


 今春の登校は雨でのスタートでした。もうすぐまた梅雨も来るけど気をつけてほしい。

 その合流場所には、三年生のお家のおじいさまも毎朝来てくださいます。そのおじいさま、年度明けの4月は「まっすぐ歩いて」「ほらちゃんと前見て」という声掛けが多いのですが、連休明けは「みんな毎日良い顔で学校行ってエライなぁ!」とひたすら励ましていたりする。絶妙な声掛けがありがたい。

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 しかし、今年度に入ってからすでに複数の、車の暴走や不注意な運転による事故のニュースが入ってくるのが現実で胸が痛みます。私の周りでは幸いにもないものの、とても他人事とは思えず、許せないしこのままではいけないという思いを強く持つばかりです。

 しかししかし、許せないとはいえ怒りをぶつける先もない。常にブレーキを踏む準備のできない人に、運転免許なんて持たせるなと思うけれど、免許を持てる資格を厳しくしたところで、闇がはびこるだけでしょう。
 とはいえ、事件が起こっても運転免許を発行する機関の責任が問われることはない(というより、たぶん問えない)。取り締まりの大部分は実効性があるとは思えずとも、その取締の主体者の責任が問われることもない。

 車の自動運転早く。特にしっかりとブレーキをと思う。二十世紀半ば、「夢の超特急」新幹線だって開発するときはスピードの上げ方でなく、まず止める方の技術を考えたという話があるくらいです。
 せめて、車が人にぶつかる勢いで進むときの自動ブレーキだけでも早くと思うけれど(そうなると、そんな車にぶつからないための自動ブレーキも必要です)。そして、そんなの技術的にはもう可能なはずだと思うけれど。
 おそらく、技術だけでは実装できない障壁もあるのでしょう。自動ブレーキを搭載した車が、止まりきれずに人をはねてしまったときの責任の問題とか。免許を発行する所も交通を取り締まる所も、人を傷つけてしまう車のメーカーも事故で責任を問われない現状で、自動ブレーキのメーカーの責任だけは問題になるのか、と疑問を抱かずにはいられないのですけれど。

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 午後の帰りは、元気な小学生たちが疲れている日もあります。学校によっては夏になる前に運動会があり、連休明けも小学生たちは体力フル活用中。体を動かすことを、みんなそれぞれ楽しんでほしい。

 と、そんなことを思うこの時期ですが、昨年も今年も不審者出没の情報が小学校から来たりもします。新しい学年での生活に慣れてもくる時期。改めて登下校時に、自宅外にて子どもを一人にしないようにご協力を、とも。近くに出られる人は帰宅時に家の前に出たり近くまで迎えに行ったりし合うなどして、本人たちが安全に帰宅できるようにできればと。

 彼らを見送ってあげたり、本人が友達と分かれた後に一人にならないよう迎えてあげたりするのは、甘やかしではないんですよね。

 もう来なくてもいいよと、小さい人の方からそのうち言われるでしょう。そこまではたぶん、あと1000日もない。ちゃんとそう言われるのを聞けるように、今日も保育園児を連れて小学生たちの見送りに行ってくる。

 人の楽しい時間を奪う悲しいニュースが、どうか一つでも減りますように。