小学二年生のGWは外遊びに畑仕事に「じめん」

 ツツジが咲いたら、今年は10連休のゴールデンウィークでした。


 これが4月16日の朝で、下が4月28日。



 ゴールデンウィークと言えば、外遊び! ということで、小雨の日もお友達のお家で雨宿りさせてもらいながら外で過ごしてのスタートでした。が、ゴールデンウィークも宿題が! というわけで、7歳の人は計算やら読書やら漢字練習やらに励んでいました。

 漢字練習を見ていて、あれっと思ったことが一つ。「地めん(地面)」のふりがなって、「じめん」なんですよね。地は “地球” の例で分かるように、濁点なしでは「ち」と読むのに。

 “鼻血” の「血」が「ぢ」と振られるのは分かります。でも、「地」はなんで「じ」? 私はかな表記のイメージだけで覚えていましたが、7歳の人の答えを見つつ理由を問われるとすぐに納得できず、調べてみました。調べてもなかなか分からなかったのですが、最後に行き着いたウェブページはこれ。

「鼻血」はひらがなで書くと「はなぢ」ですが、「地面」は「じめん」となります。どうしてですか?(漢字文化資料館、Q0128)

 それによると、地面の「じ」は「ち」が濁ったものでなく別の読みだから、というのが答えのようです。「ち」が古く中国での漢音に由来する音であるのに対し、「じ」は呉音に由来する読みとして別に振られたのだそう。鼻血の「血」は訓読みの「ち」が濁ったものである一方で、地面の「地」はそもそも「じ」ということなんですね。
 ・・・まだやや理解が難しいのですが、そういうものなのですね。

 なお、上の説明では「地」の呉音である「じ」が訓読みとされていますが、これが現在どうなっているかは確認が必要であるように思います。というのも、呉音は遣唐使の時代以前に日本で定着していた読みのうち、古く「中国での音の特徴を持つもの」であり、一般的には音読みに入れられることが多いためです。

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 もう一つ、ゴールデンウィークと言えば親の実家で畑仕事! というわけで、連休のうち一日半の間は公園の遊具に目もくれず、畑仕事に励んでいました。

 イチゴの人工授粉。若干気温が低く、花粉を運ぶ虫がちょっと少ない昼に。



 トマトなど夏野菜の苗の準備に、



 早朝からエンドウマメの収穫に、



 畑を耕しての、サトイモの種植えに。

 これらを終えた日の夜は、早めに深く眠りに入ったうちの小学二年生。別の日の夜、4月30日深夜に元号の変わる瞬間は起きていたいんだ、などと言っていましたが、結局は・・・


 いつも通り早くに寝たのは私の方で、5月1日の朝起きると、こんな作品が壁に貼られていました。先日はこの人、右の紙を使って官房長官ごっこをしたり、大化以降248個の元号を紙にびっしり書いて楽しんでいたり。改元が3年早くても3年遅くても、こうすることはなかっただろうと思いながらも、本人が何とも幸せそうなのは嬉しいことです。

 連休明けは小さい人たちが、うまく生活リズムを取り戻せますようにと願いつつ。