離乳食 玉子はやはり 要注意 ~1歳3ヶ月の人が吐いてしまった朝の一例

 家で一番小さい人が1歳3ヶ月になり、軟飯も私たちと同じ器で炊いたものを食べられるようになると、ご飯の準備がだいぶラクになってきます。しかしそれでも、玉子(などアレルギーの可能性が低くないもの)や油には、気をつけなくてはいけないなぁと思った出来事がありました。

 日曜日の朝。炊飯を仕掛けておくのを忘れてしまい、食パンを主食として準備した朝ごはん。

・食パン(小指サイズにちぎって)
・きゅうり(薄くみじん切りにして)
・トマト(皮をむき、手指程度のサイズに切って)
スクランブルエッグ(炒り玉子)

 この日に得たとりあえずの結論は、この3つです。

●固ゆで玉子の白身(少量)をクリアした後でも、玉子をあげるときはしっかり火を通すこと。
●離乳食の時期の幼児は、まだ油にも慣れていない。炒める場合に油を使いすぎないこと。
●ゆで玉子と炒り玉子(スクランブルエッグ)では、食感もノドへの引っ掛かり具合も全然違う。ゆで玉子をクリアしていても、炒り玉子をあげるときはやはり気をつけること。

 離乳食での玉子はやはり要注意だなと、この日曜日よりも前にできれば知っておきたかったと思うので、今回目にしたケースについて書いておきたいと思います。

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 この朝は、毎日起きれば腹減りの人を前に、汁物も火を通して軟らかくした野菜も準備せずに申し訳ないと思いつつ上のメニューで朝食を準備しました。それでも、初めて食べるものはないからOKと判断して超短時間でこれを準備しました。
 しかし、食事の途中から珍しく食欲が落ちてきて、やたらに唾を飲み込むしぐさ。いつも以上に目の周りを掻く様子も見られ、朝から絶好調だった機嫌が急変してしまいました。

 お腹にあったものがあったらしい・・・・・・

 結局、唾を飲み込むのを繰り返すのは、食べたものを吐きそうになってしまうのを反射的に抑えてしまっている仕草。こちらが吐かせる処置をするまでには至らなかったものの、抱っこをして本人がお腹に力をラクに入れやすいようにし、吐けるものを吐かせてあげたところ、今回は吐いたあと数十分程度で快復して元気になってくれました。
 しかし、目を激しく掻いていたときはまぶたも見るからに腫れてしまっていたので、もうあと少し症状が悪くなったら救急車を呼ばなければならないかという状況でした。

 原因を確定してはいませんし、もちろん人によるのだろうとは思いますが、1歳になってしばらくした時期でも玉子の調理には気をつけようと思った出来事でした。

 乳幼児への玉子はまず、長い離乳食の期間の途中で、固ゆで玉子の黄身をひと口あげるところからスタートするかと思います。そして、少~しずつその量を増やしながら、固ゆで玉子の白身もごくわずかな量からあげていく。その後徐々に、ゆで玉子以外の方法で調理したものもあげていくことになります。
 この順序を守っていても、やはり調理方法を前回までと変えて油の有無や食感が変わるときには、改めて気をつけなければならないのですね。

 今回のうちの1歳の人の場合でも、ゆで玉子の白身はすでに気をつけていました。一方で、以前も食事後に吐いてしまったことがただ一度だけあり、そのときも炒り玉子をあげたときでした。この前回の出来事のあと、何度かゆで玉子を食べても何も問題がなかったので炒り玉子ももう大丈夫と思っていましたが、繰り返しですがそうとは限らないことを知りました。

 今回、数十分もすれば快復してくれて、昼間を普段通りに過ごすことができたのは救いでした。離乳食も後半(終盤?)に入ったとはいえ、食事の後はやはり目を離してはいけないなとも実感した出来事だったので、ほんの一つの例ですが書いておこうと思ったところです。

 最後に、今回1歳の人の体調が朝食中に急変したときに、玉子の与え方が間違ったのかと不安に襲われながらインターネットで情報を探し、大きく間違ってはいないと安心できたウェブサイトはこれ。

離乳食の卵はいつから?卵黄・卵白は?進め方のコツと注意点とは(こそだてハック)

 なお、この日曜日の前後にも玉子の入ったスープを、実家での食事や保育所での給食で本人が食べていますが、不都合が起こったのは今のところこの一度きりです。小さく切った食パンもきゅうりもトマトも、いつも難なく食べています。冒頭で、玉子には「しっかり火を通すこと」と書きましたが、今回の私のケースは、火を通すことを怠ったために起こったわけではありません。ただ、うっかりしてもこのことを忘れないようにと思って書き残したところです。

 そして食べることが大好きな小さい人に、これからも食事を楽しんでほしいものだなぁと思います。


 こんな感じに。

●5年半前はこんなことも: 「それでもボクはアレ食べたい」1歳児の嘔吐対応(2013年12月)
 発作的に吐いてしまうときは、今回もそうでしたが、水もあげられない(またすぐに吐いてしまうので)のが辛いところです。