【欧州】マルセイユ近郊の町―Carry le Rouet, Sanary sur Mer, Bandol

 私が先月、2018年8月の末に訪問したフランスのマルセイユ。そこで迎えてくれた先生は、昼過ぎにでも実験が終わると「さ~ぁ今から遊んで来い!」「Why noooot!!?」と言って、近郊のオススメルートを紹介してくれました。そこで行ってきた海は本当に深く青く輝き、美しいものでした。

 旅の出発はマルセイユ中央のSaint-Charles(サン・シャール)駅から。ダウンタウンから少し坂を上ったところにまず凱旋門 (Place Jules Guesde) があり、



 その東隣に、長距離高速列車(TGV)や近郊の町に出る列車(TERなど)も出るGare Saint-Charlesがあります。ダウンタウン側からだとこの立派な階段を上って、




 迎えてくれるのがこれまた立派な駅舎。これが、その先の旅路への期待感を増幅してくれました。


 駅舎が立派なだけでなく、前からの眺めも良い景色。


 乗ったのはマルセイユから北西に向かう、Miramas行きのTER。勧められて向かったのは、5駅目のCarry le Rouetでした。Saint-Charlesを出発して20分もしないうちに崖の上から海を見る眺めになり、



 その先のワクワクがさらに増幅してくるわけですが、




 いざCarry le Rouetで降りてみると、山側にやや奥まった景色で海が近くにない。なぜ先生はここをオススメ・・・?? と思いました。
 が、それは少しの間のこと。駅から十数分、海側に向かって歩いて行くと、


 完全に澄んだ水の海(もちろん塩味)、そして、


 これでもか、というほどに青い海を見ることができました。雲が少なく、日差しが強いからこそ見られる青い海。

 それからもう一つ、表通りから一つ奥に入った小道で、お菓子のめちゃめちゃ美味しいお店を見つけたのがここでのハイライト。


 Pâtisserie Reynier @Carry le Rouet、場所は→こちら。このGoogle Mapを見ると「パン屋」とありますが、パンも人気のようで夕方の店頭にはほとんどありませんでしたね。


 私が売られているチョコレートを美味しいと思うことはほとんど無いのですが、これは美味しかった。あと、ベリーの味が効いたマカロン(クリーム無し)も。店員さんが試食を(フランス語で)出してくれたのを頂いて、喜んで追加でたくさん買って帰りました。結局、今回お土産は全部(お菓子を食べないうちの小さい人向け以外)ここで買ったほどです。

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 一日フリーで過ごした滞在中の日曜日には、地中海沿いを東にHyèresに向かうTERで、Sanary sur Mer(サナリーサルメール)へ。


 途中で停まる駅もそれぞれおしゃれでイイ感じ。


 Sanary sur MerにはSaint-Charlesから7駅、50分弱で到着。


 右奥に見えるのは、口先の細い頭の魚。初めて本物のカジキの頭を見ました。そんな港町。


 海辺に白い石灰岩の転がる景色を見たのも初めてでした。海底が白いことも、海底での光の反射を強くして海の青さを鮮やかにしています。



 で、日曜にこの町を歩いている間に先方の先生から来た指令が、「隣のBandolに立ち寄り、水着を買って海に入るんだ!」というもの。というわけで、鉄道で一駅移動して立ち寄ったそこは、Sanary sur Merとはまた少し違った雰囲気で、


 ※日曜だったこともあり、ビーチ沿いの通りはこれと違って大混雑でしたが、




 こっちもやはり澄んだ水(もちろん塩味)。水は思ったよりも冷たく全身入ることはしませんでしたが、足ではバッチリその水を感じてきたのでした。先生に「泳いではないよ~」と報告したところ、当然「なんでだよ~」と言われたわけですけれど。


 (撮影:おのD)

 今回のマルセイユ訪問で、その先方の先生と会った直後から互いに共感したのは、アウトドアスポーツっていいよねということ。それから、大切なのは自分でやること、できることを楽しむこと、自身がfunnyであること。短い訪問ではありましたが、本当に楽しかったです。



 Hope to be more funny!!
 連れて行ってくれた&迎えてくれた先生方に感謝。