【南フランス】マルセイユの美味しい食事と青鮮やかな地中海

 先々週のマルセイユ滞在の間、8月最後の日に行ってきた近郊の海の村、Cassis(カシ)。

f:id:umerunner:20190910104933j:plain

 今年も夏の海を最後に楽しんだのがマルセイユになりましたが、この土曜日に運良くクリアに晴れてくれて(*1)、青鮮やかな地中海を見ることができました。
 (*1: ほとんど雲なく晴れる日の多い地域なのですが、たまたま直前の火~水曜あたりは曇りがちな天気だったのでした。翌日の日曜のAvivnonも、ほんの一時ですが小雨がぱらつきましたし。)

f:id:umerunner:20190910105015j:plain
 海がこんな風に光って美しいのを初めて見ました。と思っていましたが、昨年もほぼ同じ写真を近くの別の海岸の町(Bandol)で撮っていました・・・。

 ⇒マルセイユ近郊の町―Carry le Rouet, Sanary sur Mer, Bandol(2018年8月)

 

f:id:umerunner:20190910105118j:plain
 この黄色い花はランタナArlesなど他の町でも見られました。

 マルセイユ近郊の海岸には、昨年も実験の合間に電車でBandolなどいくつか行かせてもらっていましたが、今回行ってきたカシの特徴はそこからボートに乗り、近くの入り江をいくつも海側から眺めて回ることができること。

f:id:umerunner:20190910105803j:plain

f:id:umerunner:20190910105829j:plain
 この入り江(カランク=Calanques)が国立公園に指定されている(Parc national des Calanques)とあって、

f:id:umerunner:20190910105911j:plain
 海だけでなく、この眺めがまたきれいでした。

f:id:umerunner:20190910110059j:plain

 いくつかあるマルセイユ近郊の海の町。カシよりも、列車の本数が多く駅からも遠くないという意味ではSanary sur Mer(サナリーシルメール)やBandolの方がお手頃です。カシは駅から距離があるので、カシの駅からカシのCasinoを結ぶシャトルバスでアクセスするか、もしくはマルセイユのCastellaneから直接バスで向かうことになります。で、このバスはとても安くて便利でしたが、

f:id:umerunner:20190910110212j:plain
 カシ行きのバス。マルセイユのCastellaneから「M8」。

 このバスの本数が少ない。そして、バス停に貼ってある時刻表が古いかもしれない上に(よく見たら「20**年**月までの運行」とたしかに書いてありましたが)、それで間違って一本逃すと時間単位で待つことになります。2019年8月末現在での時刻表は、こんな感じでした。
___
Cassis 行きCastellane発時刻:

 9:15 11:00 12:30 13:15
 16:45 17:15 18:30 19:30

帰りのバスのCassis Gendarmerie発時刻:
 7:00 7:15 7:45 10:15 12:15
 17:15 18:30 19:00

 (おそらくこの時刻はまた変わるので、行く直前に "Castellane Cassis Bus M8 timetable" などと検索をして確認する必要あります。)
 ̄ ̄ ̄

f:id:umerunner:20190910110314j:plain
 私たちも帰りはバスに乗りそびれて、鉄道で帰ることに。まぁ、帰れるんですけどねこちらからも。

f:id:umerunner:20190910110439j:plain
 カシのカフェでいただいたチーズのCrêpe(クレープ)。クレープと言ってもデザートでなく、生地は甘くないやつです。マルセイユでの食事もさすがフランスというところで、チーズ好きにはたまらないメニューで出会えました。

f:id:umerunner:20190910163902j:plain
 "La Trilogie de Chèvre" ということで「ゴートチーズの三部作」@Le Jardin d'à Côté。それぞれ、noix / figue / miel(クルミ、イチジク、蜂蜜)で豊かな味わいでした。

f:id:umerunner:20190910163925j:plain
 チーズ盛り合わせ @Chez Solo

 マルセイユと言えば、海に面するがゆえの豊かなシーフード料理も。

f:id:umerunner:20190910164029j:plain
 Poison(ポアソ=魚介)のスープ @Chez Solo。これに身が入っていれば有名なブイヤベースですが、これでも割と満足。なおブイヤベースには、去年今年と2回マルセイユに来ましたが、まだ出会えていません。


 最後に、昨年に続いて今年も共同研究で来たのは、Aix-Marseille大学の神経科学の研究所 (Institute de Neurosciences) でした。

f:id:umerunner:20190910164342j:plain

 研究を通した新しい交流が有意義だったことはもちろん、研究試料のサンプルもいただいてきたので、大切なのはこれから。また会えますように。

 

南仏の街~MarseilleとAix-en-Provence
アヴィニョンとアルル~ローヌ川沿いに歴史を遺す町
レンヌといえばモン・サン=ミシェルと美味しい食事(2019年1月)
-1月にモン・サン=ミシェルでも、CrêpeとCidre(リンゴ酒)をいただいたのを思い出しました。そして、ランチの時間が長くなりバス停まで走って帰ったことも。
ギリシャ・テッサロニーキからゼリーのようなエーゲ海(2015年10月)
-格別にきれいだった海を見て、これを思い出しました。

<前回の滞在-2018年8月>
南仏・マルセイユでの町の散策jogと大学訪問
マルセイユ近郊の町―Carry le Rouet, Sanary sur Mer, Bandol