【関東】地下鉄からロマンスカーで小田原城へ

 2017年も1月中旬、寒い週末となった土曜日に小田原に行ってきました。初めて乗ってみたのは、2008年3月から地下鉄に直通し始めた北千住からのロマンスカーです。



 土曜朝の箱根行きは人気で、地下鉄を出るときには席の8割は埋まっていたようでした。しかも偶然、大学の先輩家族が同じ列車に乗っていたという驚きのおまけ付き。それから、ロマンスカーの「"浪漫"特快箱根電車」という中国語表記が面白いと思いました。




 小田原で編成切り離しを見ながら、それを手で実演する4歳児。

 この日は、都心でも時折雪の舞った土曜日でした。小田原城天守は、寒桜や紅梅も咲く中に立っていましたが、





 登ってみると、西方・箱根はすっかり雪雲に覆われていて、



 そこからの風と一緒に舞い込んだのは雪。1月の小田原は、春に向けて香る花と冬雲に雪、山の景色に陽の射す海の景色と対比が印象に残る城でした。





 お昼は「天ぷらたべたい」という4歳児の意見を汲み、見つけた海鮮丼屋・海舟さんで。4歳児も釜揚げしらす、さつまいもの天ぷら、なすの天ぷら、地魚の竜田揚げ、あおさ汁と口に合うものがあり、満足だったようです。





 こちらは、地魚3種しらす丼。明るい店ながら周りを見ると、魚とあわせてお酒を楽しんでいる人もたくさんいたようでした。こんな所で、仕事の打ち上げとかをしてみたいものです。

 しかし、ロマンスカーは特急と言っても、スピードはつくばエクスプレス(TX)の快速の方が速いくらいです。ロマンスカーは表参道から小田原まで、82km/75分。TXは58km/45分。とはいえ、関東随一の速さを誇るTXが相手では酷な比較か。
 小田原までの旅程とJRと比べると、ロマンスカーだと表参道から75分(2087円)のところ、JRだと品川から小田原まで75分(グリーン車で2097円)、新幹線だと27分(指定席で3570円)。ロマンスカーの楽しみは、のんびりゆったり旅をできるところだと思いました。

 今回は日帰りしつつ体力を温存するため、帰りは新幹線の旅程でした。下は、スピード重視の新幹線の小田原駅ホーム。



 列車が停車するホーム横の線路と、高速で列車が通過する真ん中の線路の傾きの明瞭な違いをうまく写真にしたいと思いつつ、あとで見ると思ったよりその違いは分からず。これはまた別の機会の楽しみ(?)ということにしたいと思います。



小田原~箱根湯本の朝(2015年9月)
 箱根湯本はこのとき早朝に走って行き、山間に広々とした印象が残っていたのですが、土曜の午後の賑わいは道が狭く感じられるほどでした。