大阪城に行ってから名古屋に着いた翌朝、日曜日は名鉄で犬山に行きました。犬山城は私自身も以前から、行きたくてまだ行けていなかったところです。
歴史と貫禄を感じさせる現存天守が圧巻でした。1537年に織田氏により天守が築かれますが、1584年の小牧・長久手の戦いでは織田信雄から池田恒興に奪取され、羽柴秀吉がここに着陣した場所です。背後に木曽川が、城を囲むように流れているのも雄大な眺めでした。
城の中は、再建天守でなく作り変えられていない部分が多いので、小さい人も、祖父母の家に行ったかのような感覚で楽しんでいました。
(どこかで見た姿再び。)
大阪も名古屋も蒸し暑い土日でした。今年の首都圏・関東は冷夏だったのだと改めて感じます。何年ぶりでしょうか、自分のためにかき氷を一つ買いました。削られた氷を細いスプーンで掬うのは、思いのほか簡単ではありませんでした。簡単に食べちゃう子どもたちはすごいなと。
小さい人は昨日からたくさん歩いた疲れもあったのか、犬山城の丘から下りる最後の坂で、楽しく走っていたところで派手に転びました。下り坂での勢いそのままに、地面と衝突して「ルンルンピョンピョコ」モードが一転。
でも、ちゃんと頭部(顔)を地面にぶつかないように両手を出せたのでよかった。そして、飛び出して車と激突したわけでもなくてよかったです。これも多くを学ぶ失敗の一つと思いつつ、それでも転ぶと痛いことには変わりません。
転んだ人は、痛みと悔しさで大泣きして犬山駅まで抱っこで帰り、電車の中で泣き疲れて寝てしまい、名古屋城についても抱っこで歩けずにいたのですが、
名古屋城の天守を見た途端に元気を取り戻し、やはりエレベーターの列に目もくれずに階段でてっぺんまで上がりましたとさ。
しかしやはり、再建天守と現存天守は中の雰囲気がまったく違います。犬山城の展示では、現存天守は弘前、丸岡(福井)、松本、彦根、犬山、姫路、松江、備中松山、丸亀、高知、松山、宇和島の12個なのだと紹介されていました。周りの坂や階段、町のつくりを見ながら、他も回ってみたいものだと思います。
2018年3月追記: 現存天守以外では、珍しい「木造復元天守」の掛川城がオススメです。あとはもちろん、多数の国宝を有する二条城も。
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