【東海】岡崎城、東海道沿いの家康生誕の地



 先の週末は、大混雑の土曜午前の東京駅を抜けて愛知・岡崎へ出張でした。出席したシンポジウムも収穫あるものでしたが、この歴史ある街が他国から来ている仲間にとっても面白かったようです。





 岡崎は家康生誕(1542年)の地で、徳川家康の産湯を取ったという「東照公産湯井」が残っています。家康というと関東地方の中心都市としての江戸を整備し、利根川を東遷を指揮し、没後も「関八州」を守る存在として日光東照宮に祀られているとあり、他国出身者との歴史談義も尽きません。



 私は朝走っただけだったので気づきませんでしたが、城の中には歴史の展示がある他、四色版画の体験などもできるようで研究仲間が喜んでいました。その版画を見て、また子連れで来たいと思いました。


 武勇に優れた家康重臣本多平八郎忠勝の像がさすがの貫禄。



 東京・日本橋から掛川~浜松と伸びてきた東海道は、吉田(豊橋)から岡崎まで今のJR線よりも内陸の名鉄名古屋本線沿いを通っていました。今も名鉄東岡崎駅より国道1号側に行った方に昔の街道を思わせる通りもいくつかあります。しかし、国道1号に「東海道」の文字が一つも見えないと思ったら、

岡崎宿の二十七曲がり

 東海道は今の国道1号の南北を、クランクを繰り返して通るルートになっていたようです。何だか変わった所で立派な通りが現れたりしたのですよね。知っていたらもう少しゆっくり回り(曲がり)たかったかも。


 具体的にはこの籠田町のとことか。



 名鉄の行き先は東(南)は豊橋豊川稲荷、西(北)は岐阜や犬山・鵜沼まで。犬山には現存天守を持つ城があったりと、名鉄は観光に便利だという話を他国出身の研究仲間に話していましたが、相手もこの辺りの地理や歴史に詳しくなってきていて負けられないなと思わされました。

 また良い旅を。