できることの大きさに注目する

 日記を書くことはアウトプットではなく、インプットなんだなぁと最近理解しました。

 私には3つの日記があります。1つは予定表が基になったいわゆる「手帳」で、単に予定リストに “やったことチェック” を付けていっただけのもの(下の写真の右)。1つは、そこで感じたことや考えたことをまとめたもの(一部がこのブログ)。そしてもう1つは、完了した小プロジェクトを長期的に(と言っても1ヶ月単位ですが)確認していくための日記です(写真の左)。

 この3つ目が、最近私にとって大事なものになってきました。


 (※ ロクなこと書いていませんが。)

 忙しいとき、やりたい仕事が多いときほど、できないことも増えます。あぁ、自分にもっと速く仕事をこなせる力があったらなぁ、と毎晩思います。(でも寝ます。) 早く片付けなきゃと思うのに、先延ばしにしてしまったことも少なくありません。

 そんなときに、「その1ヶ月でどれだけの小プロジェクトを完結させたか」が自分に見えるようにしておけると、「いま自分にできること」が見えてくるように思うのです。

 リストにすること1つ1つが、大きなプロジェクトである必要はありません。「自分の中での節目」であったり、プロジェクトの中で「あぁ、これは自分でやったな」と思える一部分であったり、そんなことからで良いと思います。

 1ヶ月単位でまとめると、そういったものが毎月ある程度の数集まるもんです。それを見ると、今の自分が今持てるリソースでできることが、はっきりと見えてくるんです。そしてそれが同時に、今の自分ができない(けど、したい)ことをできるようにするには、何がどんな風に足りないのかということを、明確にあぶり出すのです。

 それって、次に本当にしたいことをできるようにするために、とっても大切だと思うんですよね。

 つまり、できたことの大きさ(小ささも)に注目することで、その先に何かをするのに足りないもの、必要なものが見えてくるという(当たり前の?)ことを、私はいま実感しています。自分が大切にしてきたことの順番が、節目節目で「何となく」変わった場合でも、その変化を自身でよくよく認識できるようになりますし、もちろん、忙しいときこそ少しは必要な精神衛生の足しにもなってくれますし。

 ちなみに私は・・・今年5月すんごい忙しくて、6, 7月は仕事の数はそれなりでしたが一つ一つが大きくて、でも8月に思いっ切り2歳児と一緒にわがまましたなぁとか。9, 10月はそれほど忙しいと思っていなかったけれど、大きな仕事をいくつか終えられてたなぁ(だけど、先延ばしにしたままのもいくつか…)とか。

 実際にやっていると、そんなことを感じるわけですが。とにかく出来ることも出来ないこともたくさんある中で、自分の「できたこと」を過大にも過小でもなく自己認識しておくこと。それが次の一手を考える上で重要なことだなぁと感じる今日この頃です。

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 さて、私の目下の悩みは、あと1日半しかいないグルノーブルの夜が全然明けないことです。でも、学会が8時に始まるので、もう走りに行かないと。