11月のグルノーブルからアルプス、モンブランも
写真はグルノーブルへ、南のベーヌ方面から来た列車。車体に「Rhone-Alpes」(ローヌ・アルプ」と書いてあり、旅情を誘います。来た先には、Le Grand Serreの白い山が見えています。
しかし、グルノーブルのすぐ隣にあるアルプスの山は、なかなかよく見えませんでした。到着した日は曇り。次の日は、朝こそ少し山が見えましたが、あとは雨。
でしたが昨日は昼から晴れてくれて、その山並みを見ることができました。
学会会場近くの、Durand Savoyat通りの跨線橋から。
で、学会会場で会った先生が教えてくれました。今日なら見える、と。何がって、西ヨーロッパ最高峰のMont Blanc(モンブラン)が。
日没前に、急ぎBastille(バスティーユ)の丘を、ロープウェーで登ってきましたよ。そして…
見えました。北東115km先(左奥)、標高4810mのモンブラン。
東の2000m級の山々(Massif du Ferrouillet)。見られてよかったです。手前には、西側の山の大きな影も。
バスティーユに登ってみて分かったのですが、グルノーブルでは「日没」の時刻の1時間近く前から、太陽が西の山に隠れてしまいます(季節によって違うと思いますが)。なので11月中旬、16時にはもう市街地に日が当たらないんですね。たしかに一昨日も、空が明るいのに建物には日が当たっていませんでしたし。
西の山。隠れた太陽の影の筋が。
そして、一昨日走って回った街が眼下に見えるわけですが、左奥にまっすぐ伸びているのは、Cours Jean Jauresの大通り。これ、8kmも直線の道路なのだとか。
こちらは旧市街ville。この建物の無秩序な並び。どうりで道が曲がりくねっていたわけで。
私は明るいうちに降りてしまいましたが、日没時から後の時間帯も人気のようでした。夕焼けに赤く染まるアルプスや、街の夜景も見られるのかもしれません。
降りてみると、東の山が朱色に。本場のアルプスには、まだたくさん美しい所があるのだろうと思います。
今日も長いヨーロッパの夜です。
<2014年11月@グルノーブル>
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