研究発表ポスターの作成手順

 学会などでの研究発表で使うポスター。ポイントさえ抑えて、余計なところに時間がかからないようになれば、意外と短時間で作れるものです。
 秋の学会シーズン前に、この作り方の手順とポイント、いってみましょ。

 +++まずはとにかくこの①②+++

 載せたい図表(データ)を並べる
 目的「何を目指してそのデータを取ったのか」と、結論「示したデータから何が言えるのか」を、端的に書いてみる

 時間がないときでも、ここまでやっておくだけでラクになります。

 +++目的・結論から方向性確認+++

 結論が目的に合っているか、およびその逆を確認する
 それらが提出済みの要旨のテーマと合っていることを確認する
 載せるデータを再確認する

 ②まで終わっていれば、この⑤までは割とすぐにできるはず。

 +++完成に向けて+++

 載せたデータを得た「実験方法」を、簡潔に(でも必要なポイントを逃さずに)並べる
 考察「載せたデータから、どのようにしてその結論に至ったか」を説明する
 研究背景「なぜその研究が必要だと考えたか」を説明する

 この辺りが、データ以外の部分でのポスターの出来を大きく左右します。

 +++最後に聞き手を想定して仕上げ+++

 発表の目的に応じて、結論の傍に展望「発表する研究と他との接点・他への広がり」を示す
 聞き手・読み手を想定して説明を加える、もしくは冗長になる説明を削る

 相手に伝わるポスターを作りましょう!

 +++過去の関連エントリ+++
 ・プレゼンテーションの準備リスト(2010年7月9日)
 ・プレゼン用スライド作成のヒント(2012年5月6日)