プレゼンテーションスライドの作り方―私なりの手順

(2020年5月24日時点のメモ)
(リンク切れもあるので修正しつつ、これから整理する)

 

1.予定された時間で、どのような内容をどのような順で話せるか(示せるか、説明できるか)をメモしていく
 ※スライドの枚数をおおよそ決め、各スライドの「テキストを入力」の所に、そのページで話す内容のアウトラインをごく簡潔に書いていく。

2.結論と、プレゼンで示す「検証課題は何か」「何を目的にしたプレゼンなのか」をメモする。

3.図表を並べる
 他の資料から図表を引用して示す場合、貼ると同時に出典を必ずテキストで入れる。忘れないように&出典があとで分からなくならないように。
 2で準備した結論が、提示する情報(図表、検証結果、データ)と矛盾がないかどうか常に注意を払う。逆に、提示する情報がその結論を導くに足るものであるかどうかにも。

4.示そうとする内容が短時間(理想的には「一瞬」)で相手に伝わるよう、文字での必要な説明を入れる。ただし、文字の分量は最少限にする。

5.図の横軸と縦軸の説明が抜けていないか、凡例がわかりにくくないか、略号を使いすぎていないかを確認する。

6.結論と目的にずれがないか、示す情報(検証結果)と結論とに矛盾がないかどうかをよく確認する。

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 プレゼンは基本的に、限られた時間で目的を果たせる(伝えるべきことを伝えられる)ように、方法の細かい点とかまでをすべて先に話さなくてはいけないわけではありません。
 「時間内でどのコンテンツに何分かけられるか」を考えて、何を話すか(話せるか)を決めて、その上で誤解なく内容が伝わるように、何を話さなくちゃいけないか(何は質疑応答の中での説明に回してもいいか)を決めなくてはならないのです。

 なお、時間が限られているからといって出し惜しみするわけにもいきません。もしかしたら、出さなかった部分が無かったことになって方針が変わってしまい、何らか意味があるかもしれない成果が永遠に出せなくなってしまうこともあるかもしれないので。
 なので、何を削って何を盛り込むかはよく考えて、構成を練らなくではいけないのですよね。

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論文紹介と研究報告のポイント(2013年8月)
・論文紹介でも、何を伝えたいのかを明確に
・「実験方法」は目的ではなく手段

口頭発表のポイント(2010年9月)
・内容を絞る(冗長な説明をしない)こと
・メインの流れに入っていない内容を長々と説明しないこと。もし言及するのであれば、流れの中での位置付けをはっきりと示すこと。

プレゼン用スライド作成のヒント(2012年5月)

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