2013年8月が後半に入ろうとする頃、エジプトの友人から次のような質問を受けました。
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日本での報道（ニュース）を見聞きしていて、エジプトの現在の状況はどのように映っているのでしょうか。軍事クーデターか、そうでないのか、どちらでしょうか。
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私は「軍事クーデター(Military Coup)」という言葉を報道から聞いていなかったこと、そして、その言葉の定義を私が知らないことから、答えに困りました。私が見聞きしていた情報では、市民のデモに対して暫定政府が軍事行動をとっているとのこと。
そのため、私は "partially military coup" と理解している、と答えるのが精一杯でした。
その答えに対して頂いた、友人からの返事がこちら。
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Already it's a full-faceted military coup and that seems as you said "partially" to the world...
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彼からの回答は、今エジプトで起こっていることが、完全に暫定政府による軍事クーデターであるということ。その事実は、エジプト“政府”が他国からの支援を受け続けるために伏せられているということ。そして、“政府”の攻撃により、報道で言われている数（2013年8月20日時点で800人）の何倍もの市民が死亡しているということでした。日本でも、ムスリム同胞団がこの主張をしているという報道は見られます。
一方でなお、8月末の今もほとんどのメディアで見られる表現は、「事実上のクーデター」というものではないかと思います。
エジプトのメディアも現地に入った主要な報道関係者も、すでに軍の支配下にあるということでしょうか。少なくとも、誰も事実を把握できる状況ではないということは言えるのだろうと思います。
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エジプトの現状に対して今、「R4BIA」というロゴが各所で見られます。黄色い背景に4本の指を立てた手を描いた、目を引き、インパクトもあるロゴです。
はじめ見たときには意味が分からなかったので、すぐに調べてみました。
●#R4BIA とはどんな意味？世界中に広まるエジプト虐殺への抗議マーク（@ライター三上洋事務所、2013年8月19日）
これを調べたのが数日前。その後、エジプトの現状を解説した記事も出てき始めていると思います。
●“エジプトの天安門事件だ”（フォーサイト＠新潮社、2013年8月23日）
平和と自由を望む人たちの未来が奪われないことを、心から祈ります。
