世界初中継「宇宙の渚」‐NHKスペシャルOA終了

 古川聡さん@キューポラ(ISS)、マイケル・フォッサム船長と共に・・・
 「私たちのいる世界が、意外な広がりを持っていることを実感じて。」 「1日10トンの流星が地球に降り注いでいる。地球は今も宇宙に育まれている。」 「(広いサハラ砂漠の全体を見渡して)少しの水蒸気の量の違いでできてしまうこの砂漠。地球の繊細さを感じました。」

 そんなメッセージと共に、先ほど今日のNHKスペシャルが終わりました。(前編を見ての日記は→こちら。)

・地球に“落ちていく”流れ星
 これが、私の一番見たかったものでした。地球に吸い込まれていくように落ちていく流星の映像。テレビを見るのに、まばたきをする間がありませんでした。
 流れ星として燃えて光っているものの大きさは、1mm~1cmほどの“砂粒”であることがほとんどなのだといいます。秒速10~70kmと高速で動き(落ち)、大気との激しい摩擦を起こすことで初めてあれだけ光るのですね。

・地球の夜景のVTR映像
 油田の炎、海上の船。石巻沖にも戻ってきた漁船。
 広い空を見渡すと、とても頻度高く見られる雷。視野が広いとはいえ、多いところでは5秒間に33回もの雷が映像に捕えられていました。怖くて、その下なんかでは住めません・・・。いえ、実際にはその多くは地上では見えないそうですが。そして・・・

・雷雲から上方向に光が!? 「スプライト」
 VTRでは、上空で雷を起こす発達した雲から、上(宇宙)に向かって光が様々な形で発せられる映像が紹介されました。国立天文台渡部潤一先生も、ただ「すごい」と繰り返すばかりの驚きの、貴重な映像でした。


 やはり、方法を工夫して見えないものを見えるように(可視化)できるのは素晴らしいものだと。そして、それを一つ一つ可能にすることで不思議を解明していくのが研究なのだと。自分もそのような仕事をしたいと、改めて、心から思いました。
 ツールが変わると、見えるものが変わる。見えるものが変わると、見方が変わる。そういうことですよね。