最近の研究室生活(2011年5~9月)

 今年5月から7月にかけては、立て続けに小さな論文が4つ受理されるという喜びもありました。しかし、やはりそれは“過去の業績”。この9月は、わずか3~4日の間に投稿中の論文2つ、履歴書、企画について4件の“嬉しくない”返事を受けてしまいました。そんなこともあるのですね。

 しかし、投稿論文は受理してもらうことができなくても、審査のコメントから勉強できることも多くあります。とくに、私自身が気づかなかった自分のデータや解析方法の利点や意義を審査員の方がはっきりと指摘してくれたときは、審査を頂けて良かったと思う瞬間です。
 研究という仕事をしていると、自分でも自身の研究の位置付けや価値をどう表現すべきか分からないことがあるのです。それはきっと誰も教えてくれないどころか、誰も考えてもいないからこそ始めた仕事なのですから。

 そんなことを思っていたら、“研究成果は分からないなりにも表現することで、フィードバックを頂く中で洗練されていくようなもの”と仲間がtwitterで声を掛けてくれました。その通りなのだろうと思います。

 今日は一日、データの取り直しの準備と考察の組み直しに努めました。投稿論文の審査員のように見知らぬ人を含め、多くの人に支えられて仕事をしていることに感謝したいと思います。