老子といえば、私の頭には
次の2つがすぐに思い浮かびます。
「無為」
人為を廃し自然であることが道に通ずる
(相対的対立を超えた立場に身をおくことが
万物の原理に通ずる)ことを意味する言葉。
「上善如水」
理想的な生き方は水のようなものであるとした言葉。
“器”に合わせて“形”を変えることや、
純粋に流れるがままに従うことの力を表現しています。
2010年9月22日の朝日新聞の天声人語に
老子の言葉が登場したことから、
思いを巡らせました。
天声人語に出てきた言葉は、
「相手に負けを感じさせない勝ち方」。
これが示しているのは、「不争」でしょうか。
新聞記事のほんの一部から、
少しではありますが老子に関心を持ちました。