朝日新聞特集GLOBE(2011年6月19日版)に、“新聞にできて他のメディアにできないこと”を示唆するアルジャジーラ(Al Jazeera)の報道局長 Mostefa Souag氏の言葉が紹介されていました。政権に目の敵にされながらも報道活動を行ってきた人の言葉で、強い力を感じるものです。
中東民主化。伝え続けるアルジャジーラ(朝日新聞GLOBE、2011年6月19日 "Backstage-ニュースの裏側")
―テレビメディアからみて、新聞ジャーナリズムに将来はあると思うか。
テレビでは、一つのテーマを取り上げて掘り下げることはとても難しい。・・・20分の特集番組なら可能だろう。でも2分間のリポートでは無理だ。
新聞では、いい記事ならば、必ずしも長い記事でなくてもそれができる。そのことを印刷メディアは常に意識すべきだと思う。
もし、テレビとの間で速報ニュースを競い、コピーとペーストにあけくれるようになれば、生き残るチャンスはないだろう。新聞はニュースの背景説明や分析にこそ力を入れるべきだ。
―テレビにとって、ソーシャルネットワークなどの新しいメディアは競争相手でないのか。
アルジャジーラはすでに、新しいメディアがもたらした道具や方法を様々な面で活用している。
ニューメディアの活用について我々は非常に真剣に取り組んでいる。我々も、技術の進展にはついていかないといけない。
是非、元の記事をご覧ください。
中東民主化。伝え続けるアルジャジーラ(朝日新聞GLOBE、2011年6月19日 "Backstage-ニュースの裏側")