日本の学校教育が抱える課題

今日、NHKエデュケーショナル村松秀氏が
大学院講義にいらっしゃいました。
生化若手では、昨年のサイエンスアゴラでも
講師としてお世話になった方です。

講義の後、研究室に来て頂いて話した中で、
学校教育の課題が話題の一つに上がりました。
私は、先日ここで紹介した岩波「科学」の特集記事
独創性を高める教育をめざして』の内容を
思い出しながら話をさせてもらいました。
その上で、今日の話の中では、

「小学校から高校までで教える内容を
 日本の学校教育は制限しすぎているのでは。」

という内容の言葉が最も印象に残りました。


これは、決して「教えなくてはいけない内容」を
増やす必要があるというわけではなく、
教える内容の自由度が大きくなると良いのでは
ないかと思います。

ただし同時に、教育を受ける場所によって
教えられる内容の違いが問題とならないように
注意する必要があります。
この問題を未然に防ぐためには、
「最低限教えなくてはいけない内容」が決められ、
それを基本とした上での自由度の高い教育が
学校でなされると良いのではないかと思いました。


村松氏は、マスコミのお仕事で
今も新しい試みを続けられています。
現在は、NHKすイエんサーを担当されています。

身近にあるけど「気づいていない」ものに
気づいてほしい、という村松氏のメッセージが
感じられる番組です。

最後に、この番組の紹介をさせて頂きます。
(文は、NHK番組紹介ページより。)

すイエんサーとは?」

“全く新しいテイストの
 科学(?)エンターテインメント番組!”


日常生活の中でなんだか抱く、
ちょっとした<素朴なギモン>や<気になる思い>。
こうしたギモンや思いに、
MCの品川庄司大島麻衣ちゃんの3人と、
ティーンズ向けファッション雑誌で活躍するモデルたち
すイエんサーガールズ」が体当たりで挑み、
自分たちの力だけで紐解いていく番組、
それが「すイエんサー」!!!
みなさんと一緒に、ギモンを徹底的に考えていきます!

教育テレビ 火・18:55-19:25
総合テレビ 木・16:05-16:35
教育テレビ 土・10:00-10:30