【米国】国際毒性学会PPTOXII終了

 こちらは今、2009年11月10日(木)午後9時半。国際毒性学会 PPTOX II (2nd conrefence on prenatal programming and toxicology) が今日終わりました。タイトルそのままがテーマの会議でとても勉強になり、楽しんでこれました。

 今回は私にとって初めての米国ということもあり、5日前にここに着いた日には、ホテルの電気を付け方も分からず苦労したのですが(電源プラグの形は同じなのに・・・)ひとまずここまで無事に辿り着くことができて良かったです。

 学会ではたくさんの講演を聴きましたが、聴講席には新しいセッションが始まるたびに新しいペンとメモ帳が置かれていました。学会2日目の朝一番にこのことに気付き、親しくなった米国のポスドクに「何でだ?」と聞いたところ、

「知ってると思うけど、アメリカは無駄が多いんだよ」

と言っていました。これは納得していいのやら良くないのやら。お互いにペンもメモ帳も、前に使ったものをもう一度持ったまま次のものを集めていたら、手元にどんどん増えていってしまいました。というわけで、たくさんのペンが日本へのおみやげになります。

 3日目、Student Travel Awardを頂くにあたっては、見ず知らずの国の人たちと一緒に記念撮影を撮る場面がありました。あんなに緊張する写真撮影は初めてでした。

 一人で海外を歩いたのは、4年前のスイス旅行以来でした。私の指導教授も含め、他の学会参加者の多くが宿泊しているホテルに泊まらず、単独行動の時間を多くとれたのは経験を積む上で良かったと思います。ただし、緊張感は「ドキドキ」までにして危険は避けなければなりませんが。
 まぁ、経験のためという以前に、先生方と同じような良いホテルに泊まることに、お金をかけられなかったというのが事実ですが。


 これで、2009年の学会参加をすべて終えました。すべてが私の経験になったことはもちろんですが、ある種戦いでもあった学会参加をこなし終えて、一番最後に楽しい思い出がたくさん残ったことに感謝したいと思います。
 講演の場でも、食事の場でも様々な会話が交わされた会場でしたが、最後に誰もいなくなってから一枚。

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 今回の学会会場のフロア。出会った人たちに、またできればどこかでお会いしたいものだと思います。


2009年12月5-15日 マイアミ(学会)とボストン