前々回はマイアミ、前回はパリで開催された国際会議PPTOX(prenatal programming and toxoclogy)、2014年10月大会はボストンでした。
出生前の環境要因と胎児・小児の発達との関係に焦点を当てる、この国際会議。前々回はコテコテの化学物質ばかりと感じ(ただし、私自身の学会参加の経験が浅く、あまり広く理解する余裕がありませんでしたが)、前回は栄養のほか、欧州での開催らしく規制の話題が取り上げられたのが印象的でしたが。
Bowlのパンまで美味しくいただけます。
今回は、急に疫学のデータが増えた印象でした。しかも「疫学」「動物」という括りでセッションが分けられていなかったので、他のカテゴリーで分類されたセッションで、疫学(ヒト健康影響の検証)と動物(メカニズム検証)をあわせた理解が促され、良い感じに。
「出生前の環境要因と胎児・小児の発達」に関する疫学と言えば、日本のエコチル調査が真っ先に頭に浮かびますが、他国でも着実に研究が進んでいると感じました。
有名なお店なのですが、ジャガイモが多かったです。
+++
さて、今回は私と別に研究発表をした学生が、若手研究者対象のTravel Grantを取ってくれたのですが、
→本学大学院生が国際会議PPTOX IV Travel Grantを受賞(2014年11月11日up)
私自身は、初めて学会のClosing Remarksでのプレゼンがありました。日本で開催される次回大会の紹介を、実行委員長をされる他大学の先生の代役で。
TBD (To Be Continued) となっていた担当を、私が務めることになりました。
二度とない経験をする機会で、ありがたいこと。最初で最後だと思って、思い切って代役を受けてきました。
多くの先生から「代役というより大役だね」「楽しみにしてるね」と(英語で)言っていただいた中で、実行委員長の先生ご本人からだけは「明日は適当にしゃべっていただいてOKです。」と繰り返し(日本語で)仰ってくださったことに、準備をしながら何度も笑ってしまいました。
そして、「Closing Remarksで次回の紹介するのでよろしくお願いします」と事前にいろいろな先生に(英語で)言っていた時点で、次回の紹介はほぼやったとも言えるでしょうか。
6年半前、初めて国際学会に参加して研究発表をしたときに、これが最初で最後の国際学会かもしれないと思いながら帰ったことを思い出します。それから6年半。何事かを成し遂げるにはあまりに短い、か。
ボストンでの話はまだまだあるのですが、今はAmtrakでニューヘイブンに向かっています。今はその車内のWiFiから。また後ほど。
※クラムチャウダーの写真は、1つ目はBoston Park Plaza Hotel、2つ目はウォーターフロントのレストランJoe's、3つ目はOmni Parker Hpuse Hotel、4つ目はUnion Oyster Houseでのもの。クラムチャウダーが好きなので、肉料理はほどほどに、これを毎晩いただいてきました。