国際毒性学会PPTOXIIでの発表と受賞

こちらは今、2009年12月10日(木)午前8時半です。
一昨日、私の発表を無事に終えました。
奇跡の再会を果たしたポスターでの発表でした。

まず、今回の発表でStudent Travel Awardを
頂くことができました。
40人余りと多くの学生が選ばれているものですが、
旅費の補助をしてもらえるので良かったです。
(ホテル数泊分くらいの額ですが。)
支えてくれる大学の研究室の皆さんに感謝するばかりです。

発表では、いつも論文を読んでいた
Harvard大学の研究チームの人が、
私のすぐ向かいでポスター発表をしました。
論文で名前を見たことしかなかった人と、
多くのディスカッションができたり、
Invited speakerの人とも話をできたりと、
海外の人と多く交流することができました。

一方、私の発表内容について日本の先生とした
ディスカッションは、非常に不本意でした。
私の「研究の背景」の説明が不足だったようです。


私が発表した内容は「子宮内膜症」という
婦人科の疾患についてのものでした。
しかし、“子宮内膜症は子宮の中で起こる病気”
という勘違いをされている方は少なくないようです。
答えを申し上げますと、『違います』。
子宮内膜症は、卵巣や腹膜(主にダグラス窩)などに
発生する疾患です。つまり『子宮の外で』起こります。
この内膜症が「子宮内膜炎」という
子宮内で起こる病気と混同されてしまうケースが多いようです。

この子宮内膜炎や、同じく子宮の中で起こる子宮筋腫
内膜症が併発する(同時に起こる)こともありますが、
疾患としては、これらはまったく別のものです。
ウェブサイトではこんなページで簡単に説明がされています。
___
・『kenkoweb.com』ウェブサイトより
 子宮内膜症と子宮内膜炎はちがう
 不妊症と子宮内膜症との関係
・『ウーマンズヘルス』ウェブサイトより
 子宮内膜炎
 子宮内膜症
 ̄ ̄ ̄
また、子宮内膜症の患者さんには不妊に悩む人が
多いことからも、子宮の中で異常が起こっている
疾患なのではないかと思われるかもしれませんが、
やはり、そうではありません。
(疾患の原因が、子宮の中の内膜組織の性質の変化で
 ある可能性は当然ありますが、
 内膜症の疾患自体は、子宮の中で起こるわけでは
 ないのです。当然、確定診断は腹腔鏡検査であり、
 子宮の中の組織は採取されません。)

病気を正しく理解してもらいながら、
この病気が克服できるような意味のある研究を
しっかりと進めていかねばと思いました。

+++

昨日の受賞にあたり、賞金は小切手でもらいました。
というわけで、米国での小切手の換金を
ドキドキの中で経験しました。
口座を持っていない人は、換金に$5の手数料が
掛かるため、口座を作るかと聞かれたのですが、
さすがに作る勇気も必要性もありませんでした。

さて、ここに到着してからずっと寝不足だったのですが、
ついに今日は大寝坊しました。
少し休んでから、最終日の学会に行ってきます。

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今日は寝坊して見られなかった「朝のマイアミ」。
(12月8日午前6時半前)

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昨日、Jogを始めてすぐに撮った写真。
(12月9日午前6時半すぎ)

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昨日の朝、学会に向かう途中で撮った写真。
(12月9日午前7時半すぎ)



2009年12月5-15日 マイアミ(学会)とボストン