冬の夜空の表情

毎日寒いですね。
私は、夏が大好きですが、
「寒いこと」にも弱くはないと思います。
「寒くなっていく」秋には弱いですが・・・。

大学から出て、帰るときの空気はとても冷たいです。
その冷たい空気に、冬の星空は透明感を与えてくれます。
いや、透明感というよりは、純粋な感じ。
空気の流れが止めるような、落ち着いた感じを与えます。

冬の星座の星々は、明るくて、
氷のような、宝石のような。とにかくきれいなんですよ。
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冬は、明るい星が最も多く見える季節です。
北半球から見える「冬の7つの一等星」というと、

・オリオン座のベテルギウス
・オリオン座のリゲル
おおいぬ座シリウス
こいぬ座プロキオン
・ふたご座のポルックス
ぎょしゃ座のカペラ
・おうし座のアルデバラン

オリオン座を中心に、7つの一等星が、
広い空の中で位置を確かにして光っています。
そして、中心にあるオリオン座の存在感のある形が、
冬の空気を作っているように見えます。

今の時期だと、午後9時ごろにまっすぐと。
早めに帰れると、山を登るように東から上ってくる姿。
遅くなってしまうと、右に姿を傾けて沈んでいく様。
帰る時間によって、全然違う顔を見せてくれます。

秋が深まってくると、だんだん、
オリオンが早い時間に昇ってくるようになります。
暖かくなるにつれ、オリオンは早い時間に
南の空に正中するようになり、
春が訪れてくることを感じさせてくれます。

ちょっと、感覚的すぎましたかね。

そう、でも西に傾くオリオンを見たいとしても、
いま夜更かしをする必要はありません。
春になれば、見ることができますからね。
なので、よい子は早く帰って寝ること!


北半球で、冬から春に移る季節には、
南半球でも明るい星が多く見られます。
一つ、インターネット上で体験談を見つけました。
アクアマリンさんのホームページから、「南半球の星空」。
トップページからは、右上の「JOURNEY」、
→真ん中の「アクマリ旅行記
→上から二番目の「オーストラリア旅行記
→下の「南半球の星空」と進んだところです。

第一位から第十位まで、どれも身が震えるように
興奮してしまうようなお話ですが、
第九位には、「一度に18個の一等星」。
このうち、東京から見ることのできるのは、
前半の9個と、土星木星、金星だけですが、
この12個が並んだだけでも、すごいでしょうね。
(惑星は、その時どきによって全然場所が違うので、
 今はこの12個すら一度に見ることはできませんけどね。)

私が去年の3月にオーストラリアに行ったときは、
とにかく南十字星に感動してしまって、
他をあまりゆっくり見なかったことが、ちょっと残念です。

ちょっと、夜遅くても外に出たくなってしまいますが、
もう12時すぎ。もう寝ましょうかねー。
この時間に大学から帰っていられたのは、
3日ぶり。生活リズムを戻さないと。

 

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