一晩ですべての一等星が見える季節(石垣島)

 全天には、明るい「一等星」が21個あります。これらは、地球から見える恒星のうち「明るい星ベスト21」です(ただし、太陽は除きます)。
 これを一晩ですべて見ようというイベントがあるのを、石垣島松村さんにうかがいました。その名も「一等星マラソン」。とても素敵な企画だと思います(名前も素敵です。笑)。今年は今夜、1月15日に行われるそうです。

 一等星の一番少ないのは「秋の星座」のあたりです。そのため、日没直後にフォーマルハウト(みなみのうお座)とアケルナル(エリダヌス座)が見えれば、21個の一等星をすべて見ることができるのではないかと思います。
 三菱電機のサイエンスサイト「DSPACE」にこの企画に関するコラムがあり、この点も解説されていました。

・「一等星マラソン」(星空の散歩道 Vol.52)

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 条件が最もきついのが南天の一等星である。秋の一等星であるアケルナルが夕方に見えて、明け方に春の南十字とケンタウルス座アルファ、ベータ星が上ってこなくてはならない。1月末までならば、夕方にはアケルナルは南南西にあって十分に見える。みなみのうお座のフォーマルハウトが、同じくらいの高さで西南西に見える。つまり秋の一等星は夕方には何とか見える。
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 「石垣島 検島誌.com」には、石垣島での星の見え方が紹介されていました。ここでは“シリウスに次いで2番目に明るい”カノープスも、南十字星も見ることができるのですね。うらやましい限りです。

八重山の星石垣島での星の見え方の紹介)

 石垣島。また必ず行きたい所です。