日本二大政党のテレビCMの感想

 昨夜、テレビで自民党民主党のCMを目にしました。ここでは、その感想をサラッと書いてみます。皆さんはこのCMを見て、何を思うでしょうか。

 まずは民主党のCM。一言目にたまげました。

 「戦いの場は、永田町ではない。」

 いくら人々の声を聞いたとしても、永田町で戦わずして、国会議員として何をしているのでしょう… というレベルです。小沢という党首が、頻繁に国会を退席する。それを正当化するような低レベルなCMです。

 一方、「やり切る自信」とは自民党。小泉の後の自民党総裁が、何をやり切ったというのでしょうか。

 “衆愚政治”という言葉があります。有権者の多くの、政治家の良し悪しを判断する力を疑い、民主政治の欠点の一つを指摘した言葉です。ただ、それでも民主政治が最も良い国家統治の形であることを、近・現代の歴史は結論づけています。

 たしかに、私たちの政治を理解する力は足りないと思います。それが、生活にダイレクトに影響することがあるのにも関わらず。
 しかし、それでも政治家には、愚かな民に合わせて愚かになる資格はないはずです。
 合わせて、たとえすべての政治家が愚かに見えて、自分の持つ一票の力に疑いを持ったとしても、それを行使する権利を放棄することも、許されることではないと思います。誰かに国家統治を任せることで始めて、各個人が個々の仕事や趣味に力を注げることも、自覚すべきでしょう。


 無意味なCMに怒りを覚えながらも、人に何かを任せること、人から何かを任されることの意味を考えた夜でした。

 

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