終戦67年目の日に-終戦、なぜ早く決められなかったのか

 2012年8月15日、午後7時半からNHKスペシャルで『終戦 なぜ早く決められなかったのか』が放映されました。現在を生きる私たちの、忘れてはいけない言葉がいくつもあった、とても意義深い特集番組だったと思います。

 目的に合わない情報は、無視される運命にあったこと。

 情報提供者の不安が、情報共有の妨げになったと思われること。

 政治的判断の責任はどこ(誰)にあったのか、それは検証される必要があること。それがなされないことは、失敗の再発を妨げる一因になるということ。

 「会議では決めることができない」のは、「決められる人がいなかったから」。判断という形での結論を導くための会議で、これを導くプロセスをあらかじめ設定していないことの愚かさ。

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 この番組を観ながら、少なくない人たちがTwitterに感想を投稿していました。そのうち、ちきりん(@InsideCHIKIRIN)さんが“ぶつぶつ”ツイートされていた内容が私にとって共感するもので、番組を解釈する上でも分かりやすかったので、Togetterでまとめました。
 →「120815「終戦、なぜ早く決められなかったのか」ちきりんさん Social TV watching

 個人的には、この日に義祖父の言葉を聞くこともできて、70年前の時代や日本の政治のことを考える有意義な1日になりました。